さまざまな事情を抱えた人たちが利用するラブホテル。一般的には、ドキドキ、ワクワクしながら、ときにはソワソワと向かう場所だ。
しかし、ラブホ街やその周辺には当然、“住んでいる人たち”がいる。今回は、そんな住人にまつわるエピソードを中心に紹介する。

◆高齢の利用客が意外と多い

地方のラブホの現役清掃スタッフである鈴木ミズホさん(仮名・30代)が、利用客について驚いたことがあるという。

「ラブホの利用客には、どの世代の人たちが多いと思いますか? 活力も精力もある20代、お金に余裕が出てきた30代、子育てに励んでいる40代……。