前代未聞のトンデモ教師がいた――。
7月10日、女子中学生の胸を触ったとして兵庫県内にある小学校の臨時講師、志水正美容疑者(67)が不同意わいせつの疑いで兵庫県警伊丹署に逮捕された。
「5月18日夜9時半ごろ、清水容疑者は自宅から1劼曚匹竜離にある伊丹市内の公園を自転車で訪れたのですが、そのときの格好が異様でした。ボブのカツラを被り、リボンの付いた白いシャツに青色のミニスカートを着用していたのです。背中には青色の水玉模様のリュックサックを背負っていました」(全国紙社会部記者)
志水容疑者は公園にいた女子中学生2人を犯行のターゲットに定め、さらに異様な行動に出る。
「女子中学生らがベンチで談笑していると、背後で大きな音がした。振り向くと、ミニスカ姿の志水容疑者が自転車ごと倒れていた。慌てて女子中学生らが志水容疑者のもとに駆け寄り、『大丈夫ですか?』と声をかけると、志水容疑者は痛がりながらも“大丈夫”という仕草をしたといいます。
女子中学生らが志水容疑者を抱きかかえて起こそうとしたその瞬間、志水容疑者は右手を伸ばして女子中学生の左胸を服の上から触りました。志水容疑者を女性だと思い込んでいた彼女たちは、犯行にまったく気付いていなかったそうです」(同前)
だがしかし――異変に気付いた女子高生が「どうしたの?」と近づいてきたことで、志水容疑者の犯行は露呈する。
「4人に介抱される間、志水容疑者は一声も発しなかったそうです。男だとバレないようにするためでしょう。“大丈夫”というジェスチャーをしながら自転車で公園を出たものの、結局はバレてしまった。事件現場となった公園近辺では、同様の手口による被害が相次いでいました」(捜査関係者)
警察の調べに対し、志水容疑者は「胸を触ったのはわざとではなく、ふらついた時に偶然あたった」と容疑を否認しているという。勤務先の小学校のある町の教育委員会関係者が落胆する。
「志水先生は他市も合せると教師として40年近いキャリアの持ち主。この町に赴任して16年目になります。常勤の臨時講師として町内最高齢。毎年、契約を更新していました。67歳にしてフルタイムで働いており、元気な先生というイメージでした。まさかこんな犯罪を犯すとは……」
教師でありながら、トラウマになりかねない蛮行に及んだ志水容疑者。コツコツ積み上げてきたキャリアは一瞬にして崩壊した。