「私は田んぼに突如現れたこいつ気になりすぎて仕事が手につかないよ」
【写真3枚】雄大な「わらマンモス」の姿をもっと見る
出張で愛媛県を訪れたねぎ子さん(@oosk_hkt)。電車で目的地である宇和島市に向かう道中、車窓から見えた風景に驚いてしまいました。
田んぼの中に、デンとたたずんでいるマンモスの姿。
なぜこの時代にマンモスが――しかもなぜ田んぼに――など色々な疑問が湧き上がってしまう光景です。実際、ねぎ子さんは、車内でとりかかっていた仕事が手につかなくなってしまったそう。
ねぎ子さんがこの光景を写真に収め、X(旧Twitter)で紹介したところ、リプ欄も驚きの声で溢れかえる結果に。
「一瞬どきっとしました笑」「間違いなく二度見しますね」「いやぁぁぁ何なのコヤツは!!かわいいいいいい」「これは守り神!」「クオリティ高い」「これは、たぶんカカシですね…」
――今回、出張で愛媛を訪れたとのことですが、愛媛ははじめてですか?
ねぎ子さん:出張をする機会は多く、愛媛県内や宇和島市にも何度か訪れたことがありました。
――今回思わぬところでマンモスに遭遇してしまいました。その時の風景はどのような感じでしたか?
ねぎ子さん:のどかな良い天気のなか、誰もいない水田に急にマンモスが現れたのでびっくりしました。
――マンモスを見た時のご感想は?
ねぎ子さん:まさかこんなおっきいオブジェがあるとは思ってなかったのでびっくりでした。その後色んな人からアートだと教えてもらいほっこりしました。
このマンモスのアート作品は、愛媛県西予市宇和町のJR予讃線・伊予石城(いよいわき)駅の付近に設置されている“わらマンモス”というもの。
一般社団法人西予市観光物産協会の担当者によると、このわらマンモスが誕生したのは2011年。西予市のシンボルであるレンゲソウをモチーフにした催し“宇和れんげまつり”を盛り上げるため、東京・武蔵野美術大学の教授・学生らで構成される「わらアートチーム」と、地域住民たちが協力して制作されたものだといいます。
制作には実際にその農地で作られている酒米のわらが使用されており、毎年3月になると宇和町岩木地区の住民約100名が集まり、つくり替えが行われます。ちなみに、その鼻の形は年によって変わることもあるそう。
制作されたマンモスは、親マンモス「わらら」・子マンモス「まい」・孫マンモス「れん」の3頭。それぞれの高さは7m、3m、1m30cm(令和6年4月現在)と、ねぎ子さんが電車の中から見て驚いたというのもうなずける大きさです。
また、同協会の担当者によると、こちらのわらマンモスは、3月頃に行われる張り替え時期以外は年間を通して設置されており、「四季折々で雄大な姿を見ることができる」のも魅力だといいます。
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西予市観光物産協会のホームページ「せいよじかん」では、今回のわらマンモスをはじめ、さまざまな西予市の魅力・みどころについて紹介されています。
また、今回そんな西予市を含め、愛媛県内を巡ってきたというねぎ子さん。他にも、八幡浜市の塩パン発祥のお店に立ち寄ったり、西予市内でも河内晩柑の乗った冷麺を食べたりなど、仕事の合間に愛媛の魅力も存分に味わった様子。
「出会ったみなさんは地元愛溢れる人たちばかりで、おすすめのお店など教えてもらい、満喫することができました」(ねぎ子さん)
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・竹中 友一(RinToris))