3年前、東京地検特捜部に逮捕・起訴された被告が、検事の違法な取り調べで精神的苦痛を受けたとして、24日、国を提訴しました。24日、東京地裁に訴えを起こしたのは、3年前、詐欺などの罪で東京地検特捜部に逮捕・起訴された、太陽光発電事業を行う「テクノシステム」の社長・生田尚之被告です。訴状によりますと、裁判に向けて開示された取り調べの録音・録画の映像に、検事が「検察庁を敵視するということは反社や、完全に」などと、黙秘していた生田被告を侮辱するなどした場面が記録されていたということです。

生田被告側は、違法な取り調べで精神的苦痛を受けたとして、国に1100万円の損害賠償を求めています。生田被告側代理人 河津博史弁護士「単に不適切ということではとどまらない発言が、数え切れないほど繰り返されている」「もはや拷問に該当すると評価されてもしかるべきだと考えています」今後、国側に取り調べの映像を証拠として提出するよう求めるということです。東京地検は「訴状の内容については承知しておらず、コメントは差し控えたい」とコメントしています。
3年前、東京地検特捜部に逮捕・起訴された被告が、検事の違法な取り調べで精神的苦痛を受けたとして、24日、国を提訴しました。
24日、東京地裁に訴えを起こしたのは、3年前、詐欺などの罪で東京地検特捜部に逮捕・起訴された、太陽光発電事業を行う「テクノシステム」の社長・生田尚之被告です。
訴状によりますと、裁判に向けて開示された取り調べの録音・録画の映像に、検事が「検察庁を敵視するということは反社や、完全に」などと、黙秘していた生田被告を侮辱するなどした場面が記録されていたということです。
生田被告側は、違法な取り調べで精神的苦痛を受けたとして、国に1100万円の損害賠償を求めています。
生田被告側代理人 河津博史弁護士「単に不適切ということではとどまらない発言が、数え切れないほど繰り返されている」「もはや拷問に該当すると評価されてもしかるべきだと考えています」
今後、国側に取り調べの映像を証拠として提出するよう求めるということです。