激しい雷雨、横殴りの暴風…気象庁は、埼玉県内で竜巻などの突風が発生したとして、竜巻注意情報を発表した。
昼すぎのさいたま市。台風並みのゲリラ雷雨が発生した。
激しい横殴りの雨に、必死に傘を身体の前に倒し歩く人たち。打ち付ける雨に日傘を閉じる様子も見られた。
まるで台風のような激しい雨と風で、視界が白くかすむほどだ。信号を待つ人にも容赦なく大粒の雨が打ち付け、走って避難する人の足元はすでに冠水していた。
さらに視聴者のカメラが捉えたのは、この台風並みの暴風によってバス停が倒れる瞬間。
撮影した人:もう風も雨も、もう完全に横殴りとか、ほぼ真横に近くて、歩ける感じがあんまりしない。バス停が倒れたのはやっぱみんなびっくりしましたね。多分体験したことない。
正午ごろの毛呂山町。激しい雨が波打つようにアスファルトを走る様子が見られ、さらに住宅街に雷が落ちる様子も捉えられた。
気象庁は、埼玉県内で竜巻などの突風が発生したとみられるとして、竜巻注意情報を発表した。
このゲリラ雷雨をもたらす積乱雲は、隣の千葉県側からも。何度も雷が発生する様子も見られた。
東京都内でもゲリラ雷雨が発生。昭島市では落雷の瞬間が捉えられた。
ゲリラ雷雨は、24日昼頃に石川県の輪島市付近でも発生し、その影響とみられる土砂崩れが起きた。
「ああー、いった」「バキバキいっとる」
映像では、崩れた土砂が木をなぎ倒し、下にある住宅の屋根に当たる様子が見てとれる。土砂崩れが起きた斜面は、大きくえぐられていた。
ゲリラ雷雨は東海地方でも。
午前9時ごろの岐阜・御嵩町。雨どいから雨水が滝のように流れ出ている。
緑の稲も大きく風にあおられていた。
各務原市では、車が水しぶきを上げる冠水被害が発生していた。
けさ岐阜県内で冠水被害をもたらしたゲリラ雷雨の雨雲は、そのまま東海地方から昼頃に関東へ流れ込んできた。24日夜も全国的に大気の状態が不安定で、落雷や突風、急な強い雨に注意が必要だ。(「イット!」7月24日放送より)