東京医科歯科大で“若手スター研究者”と呼ばれる有名教授が、同じ研究分野に取り組む助教とW不倫関係となり、今年4月30日に懲戒処分を受けていたことが「週刊文春」の取材でわかった。これを受け、教授は東京医科歯科大を自己都合で退職した。
【画像】東京医科歯科大学の田中雄二郎学長
不貞行為の当事者となったX教授は東京医科歯科大学歯学部を卒業後、歯科医を経て研究の道へ。博士号を取得後に渡米し、アメリカの大学に客員教授として就任した。執筆した論文は数百編におよび、著作も多数ある。
東京医科歯科大(HPより)
「歯科学界では誰もが知る、若手のスター研究者です」(大学研究者)
そんなX氏が東京医科歯科大の教授となったのは2022年のこと。そこでX氏はY助教と不倫関係に陥った。
「2人は共同で論文も執筆していた。世界を股にかけるX教授をYさんは尊敬していた。そこから関係が発展したようです」(同前)
X氏、Y氏ともに既婚者だ。2人の関係はそれぞれのパートナーにもバレてしまい、Y氏の家庭では不倫発覚後に離婚裁判にまで発展している。
「週刊文春」はその裁判資料を独自に入手。そこには、2人の間で交わされた数々のやり取りが事細かに綴られていた。
〈声はやらしいけど、すぐ大きくなる〉–。
東京医科歯科大に事実関係の確認を求めたところ、以下のように回答した。

「ご質問状の事案につきましては、個別案件につき、その有無を含め、回答いたしかねます。
また、職員の処置等については、全て学内規定の下で対応しており、特例などを適用したことはございません」
有名教授は助教とどんな関係だったのか–。「週刊文春電子版」では、独自入手したY氏の離婚裁判の資料をもとに、2人が交わしていた赤裸々なメッセージの詳しい内容、不倫発覚後のX氏とY氏の行動、東京医科歯科大を退職したX氏の現在などを報じている。
(「週刊文春」編集部/週刊文春)