東京・品川区の火事が起きた住宅から母親と子どもあわせて4人の遺体が見つかった事件で、母親と次女の2人は失血死で、ほかの子ども2人は一酸化炭素中毒で死亡したことが分かりました。
この事件は、品川区で火事が起きた住宅から高波冬美さん(37)と後藤鈴ちゃん(6)、玲ちゃん(3)、信ちゃん(2)の刃物で切られた遺体が見つかり、父親(40代)が煙を吸って病院に運ばれたものです。
その後の捜査関係者への取材で、司法解剖の結果、▼母親と次女の死因は失血死、▼長女と長男の死因は一酸化炭素中毒死だったことが分かりました。
住宅の捜査では「油の成分」が検出できず、5人が倒れていた和室以外に玄関などにも血痕が残っていたことなども分かっていて、警視庁は死亡のいきさつについて、父親の回復を待って事情を聴く方針です。