多くの人にとって未知の経験である「カウンセリング」。しかし、長年精神科に漫然と通っていても、今ひとつ調子の上がらない人は少なくないという。そのような人は、一度“トラウマ”の可能性を疑ってみるといいだろう。例えばトラウマによって「複雑性PTSD」を発症していないかなどだ。
科学的エビデンスにもとづいたトラウマ治療の啓蒙は重要だが、そのすぐ脇には、「新宗教」「カウンセリングおばさん/おじさん」「スピリチュアル」といった悪徳ビジネスが待ち構えている。いかにこれらの“野良カウンセラー”を忌避するかも、今や患者にとって必須のスキルとなりつつあるのだ。

◆“治療迷子”の果てに…