紀子さまがいま、ひっそりと孤立を深めている。宮内庁が人事異動によって、紀子さまを意思決定のプロセスから外そうとしているのだ。「将来の天皇」から母親を遠ざける狙いとは何か。
緊迫の内幕に、前編記事『このままでは「未来の天皇」の立場が危ぶまれる…宮内庁と元警視総監が本気で動き出した、紀子さま「包囲網」大作戦』に引き続き、迫っていく。
しかし、このような「包囲網」を敷くことは容易ではなかった。これまでは皇嗣職大夫にしろ宮務官にしろ、秋篠宮家にまつわる人事については、すべて紀子さまにお伺いを立てた上で行われてきた。つまり、紀子さまの紀子さまのOKがない限り、人事異動は行えなかったのだ。
今回、紀子さまの意向に左右されず、宮内庁が人事を決められたのはなぜか。前出の宮内庁関係者はこう声を潜める。
「実は改革を断行するため、宮内庁は内々に秋篠宮さまの承諾を得た上で、あえて紀子さまを決定プロセスから外したのです。もちろん、秋篠宮さまは紀子さまに口を挟ませたくないというより、『悠仁さまのため』を思うあまりに体調を崩してしまった紀子さまを慮ったのでしょう」
実際、宮内庁と秋篠宮さまが意を通じていることを示す出来事もあった。3月末、吉田大夫が会見で、「悠仁さまは昆虫や動植物の生態など自然誌を学べる大学を目指している」と発表すると、4月6日に、秋篠宮さまが悠仁さまと二人きりで玉川大学を訪問したのだ。
「悠仁さまの進学先は紀子さまにとっての最大の関心事だけに、大学視察に同行しないという選択はこれまでなら絶対に考えられないことです。視察当日、紀子さまは明治神宮会館での『昭憲皇太后百十年祭記念国際シンポジウム』にご出席されていて同行できなかったとされていますが、大学視察の日程は簡単にズラせたはず。
紀子さまは悠仁さまの東大進学を希望しているとされますが、本当に東大にご入学すれば『また制度を捻じ曲げたのか』とバッシングを浴びる。二人きりであえて玉川大を視察したのは、『東大にこだわる必要はない』という、紀子さまへの秋篠宮さまの意思表示でしょう」(同前)
宮家内での孤立を肌で感じ、その焦りがあるからこそ、紀子さまは体調不良からの回復にも時間がかかっているのかもしれない。
そんな紀子さまに追い打ちをかけるように、政府による皇室制度改革の議論も進められようとしている。注目されているのは、現行の皇室典範では認められていない「女性宮家」の創設だ。
女性宮家の創設を強く主張している、立憲民主党の馬淵澄夫衆院議員が語る。
「皇族の状況を見れば、女性宮家を創設しなければ近い将来皇室が途絶えてしまうのは自明です。歴史的に見ても、側室がいるから成立したのが男系継承。しかも、明治以前は女性天皇もいたわけです。遅くともGW明けには各党と議論を進め、立憲としては当然のことを主張していきます」
現実的かどうかは別にしても、こういった議論が発展すれば、必ず出てくるのが「愛子天皇待望論」だ。当然、紀子さまも政府の動きを注視しているだろう。
最後にもう一つ、紀子さまにとって大きな心痛の種になっていることがある。ほかでもない、小室圭さん(32歳)・眞子さん(32歳)の動向だ。4月、夫婦でニューヨーク近郊のマンションに引っ越していたことが報じられたが、実は圭さんはいま、危機的状況に陥っているという。
「圭さんが勤めるニューヨークの法律事務所の’23年の売り上げが、前年比で大幅に減少していることが明らかになったのです。米国では弁護士の引き抜き合戦が過熱しており、給与も高騰。これで事務所の経営が圧迫されているのです」(圭さんの弁護士事務所関係者)
所属事務所としては、「眞子さんの夫」という肩書を持つ圭さんに、日本企業との契約を取ってくることを期待しているが……。
「いまのところ、実績はまったく挙げられていません。しかも、11月の大統領選でトランプ氏が再選すれば、日本企業は厳しい状況に置かれて、役に立つかわからない圭さんを指名する余裕などなくなります。圭さんが失業して路頭に迷う可能性もある」(同前)
このような状況は、当然、紀子さまも把握しているだろう。眞子さんの夫を「無職」にするわけにはいかないだけに、秋篠宮家としても何らかの形で援助をしていくしかないが、それが明らかになれば再び激しいバッシングを浴びることは間違いない。
孤立を深める一方で、問題は山積み……。紀子さまの心痛は今後も続きそうだ。
「週刊現代」2024年4月27日・5月4日合併号より
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