東京都教育委員会は、小学生の女子児童6人に、背後から抱きしめたり、頭に唇を当てたりした39歳の男性小学校教師を停職6カ月の懲戒処分とした。
都教委によると、停職6カ月の懲戒処分を受けた23区の小学校に勤める39歳男性教師は、2023年7月末ごろから9月頃までの間、教室で漢字練習の指導中、小学生の女子児童6人をそれぞれ背後から抱きしめ、そのうちの1人の頭頂部付近に唇をあてるなどし、6名のうち3名に嫌悪感を与えたという。
この教師については、以前から『児童に対し身体接触をしている』と保護者から訴えが寄せられていて、校長が児童に対する不必要な身体接触をしないよう指導していた。
男性教師は「嫌がっている児童に対する自分の認識の甘さがあった。被害者の女子児童に対して気持ちを傷つけ、嫌な思いにさせてしまい申し訳なく思っている」と話しているという。
一方、多摩地域の26歳の男性中学校教師は、生徒との私的なSNSなどでのやり取りが禁止されているにもかかわらず、勤務先の女子中学生から教えられたLINEアカウントに不適切な内容の私的なメッセージを勤務時間中などに送り、生徒に不快感や嫌悪感を与えたという。
男性教師は「教育公務員としての立場を考えない軽率な行為であったと深く反省しています」と話しているといて、都教委はこの男性教師を減給10分の1、1カ月の懲戒処分とした。