JR西日本系列のホテル「梅小路ポテル京都」(京都市下京区)は7日、宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム」の予約情報管理システムが不正アクセスを受け、最大で宿泊客ら約4000人分の氏名や電話番号が流出した可能性があると発表した。
この影響で計162人に対し、梅小路ポテル京都を名乗り、個人情報を盗み取るフィッシングサイトへ誘導するメッセージが送信された。このうち3人がクレジットカードの情報を入力してしまったという。直後にカードを停止し、金銭的な被害はなかった。ホテルは各顧客に、偽のメッセージであることを知らせ、カード情報を入力しないよう求めた。
3~4日にかけてホテルに顧客を装ったメールが届き、担当者がその指示に誘導された結果、管理システムに接続するためのIDやパスワードを盗まれたのが原因という。管理システムには2023年3月から24年12月までの予約情報が保存されていた。