大阪・ミナミのホテルに赤ちゃんを遺棄したとして職業不詳の中元桜冬容疑者(23)が逮捕されていた事件で、警察は赤ちゃんへの殺人容疑で中元容疑者を再逮捕しました。 2月22日、大阪市中央区のホテルで、ゴミ箱の中からへその緒がついた男の赤ちゃんが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。 警察によりますと、中元容疑者は、2月18日からホテルに連泊していて、20日には容疑者の腹部が膨らんでいたことをホテル側が確認するも、21日早朝には、腹部がへこんでいた姿を目撃されていたということです。

中元容疑者は2月28日に赤ちゃんを遺棄した死体遺棄の疑いで逮捕されていました。 また、司法解剖の結果、赤ちゃんは20日に死亡したとみられ、死因は胎便を吸い込んだことによるものだと判明しています。 警察は2月中旬に、ホテルで出産した男の赤ちゃんに対し体を水中に水没させたうえ放置し、死亡させ殺害した殺人容疑で中元容疑者を3月8日に再逮捕しました。 警察の取り調べに対して、容疑を認めたうえで、「生まれた時は声を出さず身動きもなかったが、一緒に湯船につかったら声をあげた。生きていることに焦って湯船に沈めた」などと話しているということです。 警察は事件の詳しい経緯を調べています。