能登半島地震から2カ月余りがたった今も、ほぼ全域で断水が続く石川・珠洲市の一部で、上下水道が再開された。
避難所となっている小学校では、10日午前11時ごろ、住民や支援にあたる名古屋市の職員などが蛇口から流れる水を確認し、安堵(あんど)の表情を見せていた。
珠洲市では、8日時点で、ほぼ全域の約4650世帯で断水が続いていた。
10日、上下水道が再開したのは、総合病院のある珠洲市中心部、約110世帯に限られ、市は、「全域での断水解消は5月までかかる見通し。できるだけ前倒しできるよう取り組んでいく」としている。