将棋の第73回NHK杯は10日、準決勝第2局が放送され、後手の藤井聡太NHK杯選手権者(21)=王将含む8冠=が羽生善治九段(53)を92手で下し、決勝進出を決めた。
両者の通算成績は藤井の14勝3敗となった。
2連覇を目指す藤井は17日放送の決勝で佐々木勇気八段(29)と対戦する。過去の対戦成績は藤井の4勝1敗。唯一の敗戦は初対決だった17年7月2日で、藤井のデビュー以来の連勝を29で止められた世紀の一戦だった。
決勝はすでに収録済み。藤井は17日の放映日に第49期棋王戦5番勝負第4局で伊藤匠七段(21)と対戦する。シリーズ成績は2勝1持将棋(引き分け)で、こちらも連覇に王手をかけている。