国家資格「宅地建物取引士」(通称:宅建)は不動産取引に関する専門家であることを示す資格。毎年約20万人が受験するものの、3~5万人程度しか合格せず、合格率は15~18%。難関試験ともいえるが、史上最年少で合格した少年が大阪市に住む水落孝心くん(10歳)だ。なぜ宅建の資格取得を目指したのか、また普段どんな生活をしているのか、本人と父である水落孝行さんに話を聞いた。
◆「法律」に興味を持ったきっかけは…

数年前に夏の甲子園を見てから野球に興味を持ち、2021年から阪神タイガースの大ファンだという孝心くんは「好きな選手は大山(悠輔)選手です。一生懸命にプレーする姿が好きです」と話す。部屋には大山選手をはじめとした阪神グッズが飾られ、試験当日も阪神のユニフォームを着て臨んだという。そして、合格祝いにも最高のプレゼントを用意していた。