肉料理の専門店や排骨(パーコ)拉麺店を展開する「肉の万世」は20日、東京・秋葉原にある秋葉原本店を3月末に閉店すると発表した。
秋葉原本店は神田川にかかる万世橋のたもとそびえるビルにあり、「肉ビル」と呼ばれて秋葉原のシンボルの1つだった。
肉の万世は「33年間のご愛顧ありがとうございました」として、3階の洋食店は3月20日に、4階の洋食店、万世麺店は3月31日に閉店するとしている。ホームページに掲載されたお知らせでは、「まんせい肉ビルは歴史をとじますが」「またもーちゃんぶーちゃんと帰ってきます」などのメッセージが掲載されているが、縦読みすると「いままであリがとう」と読める演出がなされている。
メッセージの全文は以下。
いろいろな思い出のある万世本店ビル。まんせい肉ビルは歴史を閉じますがまたもーちゃんぶーちゃんと帰ってきます。でんき街とともに75年これからも頑張ります。あきはばらには肉の万世があるリッチな気分で万かつサンド、ハンバーグがんばった自分へのご褒美やお祝いとともに思い出に残るレストラン。これからもうしのマークの肉の万世にいらっしゃいまんせい。
肉の万世は1949年創業で、肉ビルはオープンから33年だった。
アキバの象徴の閉店を受けて、「肉の万世」SNSのトレンドランキング1位となり、「アキバから肉の万世きえるの?!?!どんな世界線????」「めちゃくちゃショック 小さい頃から良く行ってたのに… おばあちゃんが電車が見える席にいつも連れて行ってくれたな…懐かしい」「煌々と輝く肉ビルの看板ネオンが好きでした」「同人イベントで上京した時に肉の万世で夕飯食べるのが好きだった」など、惜しむ声が相次いだ。