白河地方広域市町村圏消防本部(福島県白河市)は25日、出動中に救急車のドアが故障し、女性患者(75)の搬送が17分遅れたと発表した。
女性は別の救急車で病院に搬送されたが、死亡が確認された。女性は最初に救急車が到着した際、心肺停止の状態で、同消防本部は「搬送の遅れと死亡との因果関係は調査中」としている。
発表によると、24日午後0時14分に119番があり、矢祭町の棚倉消防署矢祭分署を出動した救急車が10分後に到着した。隊員が後部スライドドアを開けた際、レールから外れ、閉められなくなったという。