テレビ山口は4日、同社が10月に放送し、11月に配信したニュース記事が、九州朝日放送が放送・配信したニュース企画の原稿表現をそのまま引用、類似した表現を使用していたことが判明したと伝え、謝罪した。
ABCテレビが謝罪 新ドラマの番組担当者コメントが「他局のPRコメントと酷似」 報告では「弊社が今年10月に放送し、11月に配信したニュースの企画のうちの1本に、他局が放送・配信したニュース企画の原稿表現をそのまま引用、類似した表現を使用した文章が複数存在していることが分かりました。担当記者は、表現をそのまま引用、類似した表現を使用したことを認めております。11月24日(金)に九州朝日放送様からの指摘を受け、社内調査した結果判明したもので、12月1日(金)に九州朝日放送様に報告し、謝罪しました」と経緯を説明。

続けて「これは、放送・報道に携わる者として決して許されない、言語道断の行為であり、当該の放送局のスタッフの皆様、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。また、テレビ山口の視聴者の皆様の信頼を損ねる行為であるとともに、テレビ山口の取材にご協力いただいた関係者の皆様にご迷惑、ご心配をおかけし、重ねて深くお詫び申し上げます。信頼を回復できるよう社員の教育の徹底やチェック体制の見直しを図り、再発防止に尽力致します」としたためた。 これをウケ、社長は減俸10%を3ヶ月、専務は減俸5%を1ヶ月、報道制作局長、報道部長、担当記者を減給1回とした。■tys放送・配信の企画「50年前の法律で部活は『サービス残業』中学教員の1日に密着」放送:2023年10月12日(木)tysローカル報道・情報番組「mix」内放送をテキスト化した記事、動画を2023年11月5日(日)配信教員の働き方改革と部活動の地域移行を取り上げた内容で、県内の教員の1日の仕事ぶりに密着したもので、報道部記者(20代・男性)が担当した。■九州朝日放送 放送・配信の企画「休日に部活顧問も…多忙極める教師の実態に密着」 (2022年11月配信・11月2日放送)■原稿・映像の類似性 原稿(ナレーション部分)全35文のうちほぼ一致した表現が8文、類似した表現が6文確認された。全体の構成(場面の選択、映像の選択、インタビュー位置など)も類似性が高いと判断した。担当記者が九州朝日放送様の配信動画を閲覧し、参考にして原稿を執筆したこと、一部をそのまま引用、類似した表現を意図的に使用したことを認めた。取材自体は、テレビ山口が山口県内の学校に独自に依頼し、承諾を得て実施されたものの、原稿を執筆する段階で他局の企画の表現をそのまま引用したり、似た文章にしたりしていた。■再発防止策【記者の倫理教育の見直しと徹底】基本的な記者教育がなされていなかったことが今回の事案の大きな原因と考えており、「記者教育のガイドライン」を新たに作成し、実行する。全社員を対象に報道倫理についての研修を実施。【チェック態勢の強化】特集記事は複数のデスクがチェックし、取材の方向性や手法、進捗について記者との対話を密にし、適切な指示ができるよう作業フローを見直す。【取材態勢の検証】第三者を含めた当事者・関係者への聞き取りを実施し、検証する。
報告では「弊社が今年10月に放送し、11月に配信したニュースの企画のうちの1本に、他局が放送・配信したニュース企画の原稿表現をそのまま引用、類似した表現を使用した文章が複数存在していることが分かりました。担当記者は、表現をそのまま引用、類似した表現を使用したことを認めております。11月24日(金)に九州朝日放送様からの指摘を受け、社内調査した結果判明したもので、12月1日(金)に九州朝日放送様に報告し、謝罪しました」と経緯を説明。
続けて「これは、放送・報道に携わる者として決して許されない、言語道断の行為であり、当該の放送局のスタッフの皆様、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。また、テレビ山口の視聴者の皆様の信頼を損ねる行為であるとともに、テレビ山口の取材にご協力いただいた関係者の皆様にご迷惑、ご心配をおかけし、重ねて深くお詫び申し上げます。信頼を回復できるよう社員の教育の徹底やチェック体制の見直しを図り、再発防止に尽力致します」としたためた。
これをウケ、社長は減俸10%を3ヶ月、専務は減俸5%を1ヶ月、報道制作局長、報道部長、担当記者を減給1回とした。
■tys放送・配信の企画「50年前の法律で部活は『サービス残業』中学教員の1日に密着」放送:2023年10月12日(木)tysローカル報道・情報番組「mix」内放送をテキスト化した記事、動画を2023年11月5日(日)配信教員の働き方改革と部活動の地域移行を取り上げた内容で、県内の教員の1日の仕事ぶりに密着したもので、報道部記者(20代・男性)が担当した。
■九州朝日放送 放送・配信の企画「休日に部活顧問も…多忙極める教師の実態に密着」 (2022年11月配信・11月2日放送)
■原稿・映像の類似性 原稿(ナレーション部分)全35文のうちほぼ一致した表現が8文、類似した表現が6文確認された。全体の構成(場面の選択、映像の選択、インタビュー位置など)も類似性が高いと判断した。担当記者が九州朝日放送様の配信動画を閲覧し、参考にして原稿を執筆したこと、一部をそのまま引用、類似した表現を意図的に使用したことを認めた。取材自体は、テレビ山口が山口県内の学校に独自に依頼し、承諾を得て実施されたものの、原稿を執筆する段階で他局の企画の表現をそのまま引用したり、似た文章にしたりしていた。