千葉県のJR市川駅直結の商業施設「シャポー市川」の女性用トイレで今年、猫の死体が複数回、不法投棄されていたことがわかった。
市川署は廃棄物処理法違反の疑いで調べており、市川市は市の火葬サービスの利用などを呼びかけている。
シャポー市川などによると、施設1階の女性用トイレ内で7月と9月、清掃員が猫の死体を発見した。ビニールや新聞紙などにくるまれており、目立った外傷はなかったという。
シャポー市川では、過去にも猫の死体が見つかっている。担当者は「お客様が不快な思いをされる可能性もある。非常に困っている」と話す。
ペットの死体は一般廃棄物として扱われ、私有地以外の場所に埋めたり、放置したりするのは違法だ。火葬などをする場合は、民間のペット専門の葬祭業者に依頼するのが一般的だ。
自治体に焼却を依頼する方法もある。市川市は有料で火葬し、合同埋葬するサービスを行っている。遺骨を受け取ることもできる。担当者は、「電話相談も受け付けている。死体は安易に捨てず、制度を活用して」と話している。