自民党安倍派の政治資金パーティーの問題をめぐり、国会では松野官房長官に対する不信任決議案の採決がおこなわれ、与党などの反対多数で否決されました。
立憲民主党 稲富修二衆院議員「政治家の裏金作りは想像も及ばない悪行であり、政治に対する国民の信頼は地に落ちたと言わざるを得ません」
不信任案を提出した立憲民主党は政治資金パーティーをめぐり“裏金”疑惑が持たれている松野官房長官について、「その職に居座り続ける限り、国益を大きく損ない続ける」などと指摘。総理が交代させるべきだと迫りました。
不信任案は与党などの反対多数により否決されましたが、公明党の山口代表は「否決したから即信任したと同じ評価をするべきではない」と話しています。
岸田総理「この否決を受けて、松野長官に職務に当たって頂きたいと考えています」
岸田総理はこう話しましたが、あさってにも、松野長官を含む安倍派の閣僚4人を交代させる意向です。
一方、立憲民主党は松野官房長官への不信任決議案に続いて、内閣不信任決議案も提出する方向で調整しています。