防衛省は14日夜、中国とロシアの爆撃機計4機が同日午前から午後にかけ、日本海と東シナ海の空域で長距離の共同飛行を実施したと発表した。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して警戒に当たった。領空侵犯はなかった。
米国、北朝鮮の「衛星」打ち上げ警戒 限定制裁で抑止力発揮できず 同省統合幕僚監部によると、両国の爆撃機が日本周辺で共同飛行したと公表するのは今年6月7日以来。示威行動を明確に意図したものと判断し、外交ルートを通じて両国に安全保障上の観点から重大な懸念を伝えた。

14日は中国の爆撃機2機が沖縄県の尖閣諸島周辺の空域から東シナ海を北東方向に進み、対馬海峡を抜けて日本海へ入った。島根県の竹島周辺の空域で大陸方向から来たロシアの爆撃機2機と合流。4機は日本海を南西方向に進み、対馬海峡から東シナ海へ。その後、中国機2機は大陸方向へ、ロシア機2機は反転して再び対馬海峡から日本海に飛行した。途中、推定機も含めて中露の戦闘機など計13機が入れ替わりながら、爆撃機と行動を共にした。自衛隊機への危険な行動は確認されていないという。【松浦吉剛】
同省統合幕僚監部によると、両国の爆撃機が日本周辺で共同飛行したと公表するのは今年6月7日以来。示威行動を明確に意図したものと判断し、外交ルートを通じて両国に安全保障上の観点から重大な懸念を伝えた。
14日は中国の爆撃機2機が沖縄県の尖閣諸島周辺の空域から東シナ海を北東方向に進み、対馬海峡を抜けて日本海へ入った。島根県の竹島周辺の空域で大陸方向から来たロシアの爆撃機2機と合流。4機は日本海を南西方向に進み、対馬海峡から東シナ海へ。その後、中国機2機は大陸方向へ、ロシア機2機は反転して再び対馬海峡から日本海に飛行した。途中、推定機も含めて中露の戦闘機など計13機が入れ替わりながら、爆撃機と行動を共にした。自衛隊機への危険な行動は確認されていないという。【松浦吉剛】