北海道教育委員会は27日、児童に体罰を与えたとして、旭川市の男性教諭(57)と上川管内の男性教諭(53)を減給2カ月=給料の10分の1=の懲戒処分とした。両教員は異動前、同じ学校に所属しており、当時校長だった旭川市の男性校長(58)も戒告処分となった。
【「今日学校でね…」笑顔は消えた 後絶たぬ“指導死”】 道教委によると、19年6月に旭川市内の小学校で授業中だった男性教諭(57)は、児童に名前をからかわれたことにいらだち、平手で後頭部を1回たたいた。同月中に別の児童が教室で反抗的な態度を取ったことにも怒り、平手で後頭部を1回たたいたという。 また、同じ小学校で20年8月、教室で授業の準備中だった男性教諭(53)は、自身に対して横柄な態度を取った児童の左ほほを1回たたいたという。 体罰は別の教員や保護者からの報告で発覚。2人の教員は「申し訳ない」と話しているという。道教委の担当者は「どのような理由があっても、体罰は許されない」と語った。【山田豊】
道教委によると、19年6月に旭川市内の小学校で授業中だった男性教諭(57)は、児童に名前をからかわれたことにいらだち、平手で後頭部を1回たたいた。同月中に別の児童が教室で反抗的な態度を取ったことにも怒り、平手で後頭部を1回たたいたという。
また、同じ小学校で20年8月、教室で授業の準備中だった男性教諭(53)は、自身に対して横柄な態度を取った児童の左ほほを1回たたいたという。
体罰は別の教員や保護者からの報告で発覚。2人の教員は「申し訳ない」と話しているという。道教委の担当者は「どのような理由があっても、体罰は許されない」と語った。【山田豊】