「ガーシー」こと東谷義和容疑者(51)が、6月4日午前に滞在していたUAE(=アラブ首長国連邦)から日本に帰国。成田空港に到着後、警視庁によって逮捕された。
【写真】逮捕のガーシー容疑者、オンラインサロン停止直前の発信内容 ガーシー容疑者は、著名人らに対する名誉毀損や暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)容疑などで今年3月16日に逮捕状が出され、同月23日には外務省から旅券返納命令が発出されていた。 さらに4月13日付で警視庁がICPO(国際刑事警察機構)を通じてガーシー容疑者を国際手配。また、パスポートが失効しているもののUAEに滞在していることから、警察当局が捜査員を派遣して、現地当局とのあいだで調整をはかっていた。

こうしたなか直近ではガーシー容疑者のオンラインサロン「GASYLE(ガシル)」が長期メンテナンスの状態になっていた。会員が証言する。「実家に家宅捜索が入り、高齢の母親を巻き込んでしまったことが相当ショックだったようで、ガーシーは3月末に実質的な“暴露系YouTuber引退”とも取れる発言をしました。今後は有名人の暴露ではなく、ドバイのおいしいお店情報など“ポジティブな発信”をしていくことを宣言していました。その後、毎回決まったテーマをもとにファンたちとZoomでトークする企画などを行うようになりました。 しかし4月末を最後に『GASYLE』への動画投稿がストップし、そのまま長期メンテナンスに入りました。彼が公開した最後の動画で『次は水曜に』と挨拶していたので、これは何かあったのでは……と心配していました。また、メンテナンスも『GW明けを目処に作業している』と言っていたのになかなか復活していなかったのです」 直近になりオンラインサロンは、少数枠でガーシー容疑者との会話が楽しめるような新サービスを開始することを発表していた。 そんなサロン「GASYLE」が更新停止する直前、 4月12日に配信されていた動画のテーマは、「海外に住んでいる人&海外に住みたい人で各国のグルメを話し合う」という内容だった。この動画でガーシー容疑者が夢を語る一幕もあったという。「いつか住みたい国について楽しげに話していました。一番住みたいのはハワイで、コロナ禍で手放したものの、カカアコ地区の人気スポット『ソルト』に家を持っていたとのことです。『どうしてもハワイに住みたい』と語り、『ハワイに住むときは、もう完全に仕事をリタイアしてると思う。 悪いけど配信もやめさせてもらって、サーフィンだけすればいい状況でハワイに行きたい』と笑顔を見せていました。ハワイ在住の女性ファンからは『一緒に(サーフィンを)やってください』と誘われて快諾していましたよ」(前出の「GASYLE」会員) しかし今回の逮捕で、夢のハワイ生活から大きく遠のいてしまった。 ガーシー容疑者を取り巻く人脈などについてネット上で明かし、警察に捜査協力もしているという金沙也氏が、逮捕の背景を推察する。「私自身は『すでに去年から公安が尾行し、ドバイに出入りしている』と聞いてました。日本政府は、UAEとの信頼関係を見せつけようとしているんじゃないでしょうか。ガーシー容疑者を素早く逮捕することで、日本の犯罪者が今後“ドバイに逃げれば大丈夫”と考えるのを防ぐ意図がありそうです」 ガーシー容疑者の周辺にいる人物も、本格的に捜査の対象となる可能性がある。「取り巻きのうち、逮捕状が出たことが報じられているのは、動画制作に関わった池田俊輔容疑者のみです。まずはガーシー容疑者と池田容疑者を逮捕して、供述を取ったり、デバイスなどを押収した後、取り巻きたちにも逮捕状を出すことを視野にいれているのかもしれません」 仲間“もろとも”、夢破れたようだ。取材協力/金沙也氏
ガーシー容疑者は、著名人らに対する名誉毀損や暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)容疑などで今年3月16日に逮捕状が出され、同月23日には外務省から旅券返納命令が発出されていた。
さらに4月13日付で警視庁がICPO(国際刑事警察機構)を通じてガーシー容疑者を国際手配。また、パスポートが失効しているもののUAEに滞在していることから、警察当局が捜査員を派遣して、現地当局とのあいだで調整をはかっていた。
こうしたなか直近ではガーシー容疑者のオンラインサロン「GASYLE(ガシル)」が長期メンテナンスの状態になっていた。会員が証言する。
「実家に家宅捜索が入り、高齢の母親を巻き込んでしまったことが相当ショックだったようで、ガーシーは3月末に実質的な“暴露系YouTuber引退”とも取れる発言をしました。今後は有名人の暴露ではなく、ドバイのおいしいお店情報など“ポジティブな発信”をしていくことを宣言していました。その後、毎回決まったテーマをもとにファンたちとZoomでトークする企画などを行うようになりました。
しかし4月末を最後に『GASYLE』への動画投稿がストップし、そのまま長期メンテナンスに入りました。彼が公開した最後の動画で『次は水曜に』と挨拶していたので、これは何かあったのでは……と心配していました。また、メンテナンスも『GW明けを目処に作業している』と言っていたのになかなか復活していなかったのです」
直近になりオンラインサロンは、少数枠でガーシー容疑者との会話が楽しめるような新サービスを開始することを発表していた。
そんなサロン「GASYLE」が更新停止する直前、 4月12日に配信されていた動画のテーマは、「海外に住んでいる人&海外に住みたい人で各国のグルメを話し合う」という内容だった。この動画でガーシー容疑者が夢を語る一幕もあったという。
「いつか住みたい国について楽しげに話していました。一番住みたいのはハワイで、コロナ禍で手放したものの、カカアコ地区の人気スポット『ソルト』に家を持っていたとのことです。『どうしてもハワイに住みたい』と語り、『ハワイに住むときは、もう完全に仕事をリタイアしてると思う。
悪いけど配信もやめさせてもらって、サーフィンだけすればいい状況でハワイに行きたい』と笑顔を見せていました。ハワイ在住の女性ファンからは『一緒に(サーフィンを)やってください』と誘われて快諾していましたよ」(前出の「GASYLE」会員)
しかし今回の逮捕で、夢のハワイ生活から大きく遠のいてしまった。
ガーシー容疑者を取り巻く人脈などについてネット上で明かし、警察に捜査協力もしているという金沙也氏が、逮捕の背景を推察する。
「私自身は『すでに去年から公安が尾行し、ドバイに出入りしている』と聞いてました。日本政府は、UAEとの信頼関係を見せつけようとしているんじゃないでしょうか。ガーシー容疑者を素早く逮捕することで、日本の犯罪者が今後“ドバイに逃げれば大丈夫”と考えるのを防ぐ意図がありそうです」
ガーシー容疑者の周辺にいる人物も、本格的に捜査の対象となる可能性がある。
「取り巻きのうち、逮捕状が出たことが報じられているのは、動画制作に関わった池田俊輔容疑者のみです。まずはガーシー容疑者と池田容疑者を逮捕して、供述を取ったり、デバイスなどを押収した後、取り巻きたちにも逮捕状を出すことを視野にいれているのかもしれません」
仲間“もろとも”、夢破れたようだ。
取材協力/金沙也氏