4日午前11時10分頃、山形県西川町月山沢の月山湖で、「カヌーに乗っていた高校生が湖に投げ出された」と119番があった。
地元消防によると、4人が病院に搬送されたが、いずれも意識はあり、命に別条はないという。湖では当時、全国高校総体カヌー競技の山形県予選が開かれていた。
県警寒河江署の発表によると、同日午前11時頃、スタート地点で待機していた4人乗りカヌー3隻が、強風で発生した高波をかぶって浸水し沈没。別のカヌーに乗っていた高校生1人も強風にあおられて転落し、計13人が湖に投げ出された。全員がライフジャケットを着用しており、間もなく審判員のボートで救助された。
同県高校体育連盟の担当者によると、競技は風速10メートルを超えた場合に中止する規定になっており、当時は風速7~8メートルの風が吹いていたという。