埼玉県久喜市で父親とみられる遺体を自宅に放置し遺棄したとして、58歳の男が逮捕されました。自宅からは母親とみられる遺体も見つかっています。
久喜市鷲宮の無職・小林等容疑者(58)は、自宅に遺体を放置し遺棄した疑いがもたれています。
警察によりますと、きのう午後0時15分ごろ、新聞配達員から「郵便物がたまっている」と通報があり、警察が駆けつけたところ、2階から小林容疑者の父親とみられる男性の遺体と、1階の和室から母親とみられる女性の遺体を発見したということです。
両親はともに80代で、遺体にはどちらも目立った外傷はなく、死後、かなりの時間が経っているということです。
取り調べに対し小林容疑者は、「父が亡くなって気が動転して、何をしていいのか分からず自宅に残した」と容疑を認めているということです。
警察は母親とみられる遺体についても捜査を進め、死亡した時期や詳しい死因について調べる方針です。