4日午前10時25分ごろ、兵庫県西宮市塩瀬町名塩のハイキングコースで、パート従業員の男性(70)=同県宝塚市=が、道沿いにある柵(高さ約90センチ)を乗り越えて崖下に落ちるのを、近くを歩いていた登山客(51)が気づき、119番した。
男性は約20メートル下の川で見つかり、ヘリコプターで救助されたが全身を強く打っており、約3時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。
兵庫県警西宮署によると、男性は1人でハイキングに訪れており、写真を撮ろうとして誤って転落した可能性があるという。現場は、JR福知山線生瀬駅から北西約2・5キロで、渓流沿いを走っていた同線の旧線廃線跡を整備したハイキングコース。