色つきの眼鏡をかけて警察車両に乗り込んだ茶髪の男と、白い服を着て警察署から出てきた短髪の男。
50歳の男性に暴行を加え死亡させた疑いで逮捕された、上原教弘容疑者(50)と佐々木信吉容疑者(49)。
死亡したのは、左官業の加藤仁志さん(50)。
知人関係にあったという3人の間に、何があったのだろうか。
事件は4月15日、神奈川・開成町で起きた。
警察によると、3人は事件当日、共通の知人を含む4人で、知人の自宅にいた。
しかし、家主である知人が外出したあと、残った3人の間で、何らかのトラブルが発生。
上原容疑者と佐々木容疑者は、2人がかりで、加藤さんを暴行したとみられている。
その後、帰宅した知人が、部屋で血を流して倒れている加藤さんを発見。
加藤さんは、病院に搬送されたが、出血性ショックで死亡した。
通報を受け、警察が上原容疑者らの行方を追っていたところ、2人は26日の午前10時ごろ、警察署内の刑事課に「よろしくお願いします」などと言って出頭したという。
佐々木容疑者を知る人「正直、ちょっとニュース見てびっくりしちゃったんです」、「暴力を振るうような子じゃないと思いますよ。お友だち関係でちょっと流されてしまうことはあるかもしれない」
上原容疑者が「けったことは間違いありません」と話し、容疑を認めているのに対し、佐々木容疑者は容疑を否認しているという。
警察は、事件が起きたくわしい経緯を調べている。