三重県亀山市の東名阪自動車道で27日未明、上下線の両方にまたがる多重事故が発生し、3人が死亡、1人が意識不明の重体、4人が重軽傷を負いました。事故によって積み荷が反対車線にまで散乱し、さらなる事故を引き起こした形となりました。
午前2時半前の上り線には、軽ワゴン車と中型トラックが事故のため、走行車線に止まっていました。そこに後ろから来た、大型トラックが追突。はずみでガードレールにぶつかり、積み荷のペットボトルなどが下り線に散乱しました。その散乱物に、走っていた軽自動車が乗り上げ、後ろ向きになったところに乗用車が突っ込んできました。
中型トラックの運転手と軽自動車に乗っていた2人が死亡。軽ワゴン車の1人は、意識不明の重体です。
岡本祥一記者:「事故があった現場では、ガードレールが大きく曲がっていて、さらに道路を塞ぐように、積み荷とみられるペットボトルが大量に散乱しています」
上り線での事故でしたが、大型トラックの積み荷は下り線へ。ペットボトルには、水が入っていました。
中型トラックの亡くなったドライバーは、大阪市に住む、角田進治さん(53)と判明。軽自動車で死亡した2人は都築弘明さん(86)さんと、都築美保子さん(83)。愛知県豊田市の夫婦でした。
都築さんの近所の一:「3日くらい前かな(夫婦と)会っている、畑で。残念、本当に。穏やかで、いい方。思いやりのある」