春の訪れが近づく今日この頃。2月24日、天皇家の長女・愛子さまが、4月から学習院大学のキャンパスに本格的に通われることが発表された。皇室ジャーナリストの話。
【写真】ベージュの襟付きジャケット姿の愛子さま。他、長野での白プリンセスラインコート姿の17歳の愛子さま、全身赤の佳子さまと談笑される姿も「4月からは原則として登校という大学の方針に依拠しているようです。愛子さまはコロナ禍において、徹底したおこもり生活を送られてきましたから、ご友人と直接顔を合わせる喜びはひとしおでしょう。キャンパスライフを楽しまれるなかで、新しいさまざまな出会いもあるでしょうね」

秋篠宮家長女の眞子さんと小室圭さんは大学で出会い、結婚を果たした。秋篠宮ご夫妻も出会いは大学構内の書店だった。愛子さまにも同じことは起こり得る。ところが、皇室関係者はその心配はないと声を潜める。「この数年で、愛子さまの最有力のお相手候補が浮上したのです。愛子さまは外出を控えられているときも、彼とは御所でお会いする機会があったそうですよ」 2021年3月、成年会見の際、結婚における理想の時期やパートナー像について問われた愛子さまは、「一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております」と答えられた。当時は「結婚は私にとってはまだ先のことのように感じられ、いままで意識したことはございません」とも話されていた愛子さま。それでも周囲は期待を込めて彼との“今後”を見守っている。宮内庁関係者は言う。「愛子さまがこの数年ご縁を育まれているのは、旧皇族で、旧賀陽宮家の次男であると聞いています。愛子さまよりも4才年上のイケメンです」(宮内庁関係者)高校時代は強豪アーチェリー部 旧皇族とは、戦後に皇籍離脱をし、民間人として生活することになった11宮家51人の皇族と、その子孫を指し、旧賀陽宮家も該当する。現在、賀陽家は、当時の当主・恒憲王の三男・章憲氏の長男である正憲氏が継いでいる。 賀陽正憲氏は陛下と同い年で、その縁は深く、学習院幼稚園から大学時代までを共に過ごしたご学友だ。黒田清子さん(紀宮さま)のお相手候補として名前が挙がったこともある。特筆すべきは、皇太子時代の陛下と結婚前の雅子さまと、食事を共にしていることだ。かつて、以下のようにインタビューで語っている。《侍従を通じて殿下から食事の誘いを受け、東宮御所(東京・元赤坂)に出掛け、初めて雅子さんと対面。その場で「殿下のお好きなタイプだ」と直感したという》(「毎日新聞」1993年1月7日付) 別の宮内庁関係者の話。「陛下、雅子さま、正憲氏はお酒を飲みながら、学生時代のことや趣味のことについて語り合ったそうです。この食事会で陛下は雅子さまと仲を深められたようで、正憲氏は実質的な “恋のキューピッド”でもあったのでしょう」 正憲氏はメーカーや大手信託銀行への勤務を経て、宮内庁に転職。儀式、雅楽・洋楽、鴨場接待などを担当する式部職を務め、その後、外務省に出向した。彼には2人の息子がいる。長男は、愛子さまの6才上で、幼稚園から高校まで学習院で学び、早稲田大学政経学部に進学した。「高校時代は古武道部で武道に打ち込んでいました。大学時代の卒論テーマには関ケ原の合戦を選んでいましたよ。彼は大学卒業後、神戸製鋼に就職したそうです」(前出・皇室関係者) 次男は、愛子さまより4才上で、兄と同じく幼稚園から高校まで学習院で学んだ。「高校時代はアーチェリー部に所属していました。学習院高等科は強豪で、彼の在籍中には関東大会、全国大会にも出場していますから、さぞハードな高校生活だったのではないでしょうか。進学先は、お兄さまと同じ早稲田大学ですが、理工学部だと聞いています。お父さまに似て長身で、端正な顔立ちをしていますよ。涼しげな目元が印象的です」(前出・皇室関係者) 天皇ご一家と賀陽家は、陛下と雅子さまの結婚後も家族ぐるみのおつきあいを重ねてきた。「コロナ禍以前は、新年一般参賀の終了後、東宮御所に陛下のご学友を招かれていたようですよ。陛下も雅子さまも、正憲氏をはじめ賀陽家のことはよくご存じですから、愛子さまのお相手として、安心でしょう」(前出・別の宮内庁関係者) 実は賀陽家には、第二次安倍政権下に、水面下で「旧皇族の男系男子の皇族復帰」や「愛子さまのお相手」に関する極秘のヒアリングがなされていたという情報もある。「当時、官邸内の皇室制度検討チームは、愛子さまのお相手となりうる年齢の男系男子がいる旧宮家関係者らからヒアリングを行っていました。もちろん、結婚には当人同士の意思が重要なのは当然ですが、賀陽家側にも、愛子さまとの“将来”について意見が求められたはずですよ」(政府関係者) 現状の皇室典範は、皇位継承資格を「皇統に属する男系の男子」と定めており、女性皇族である愛子さまは結婚されたら皇室から出られることになる。「愛子さまが結婚されるとなると、“将来の天皇”の悠仁さま世代は1人しか残りません。皇室の活動を維持させるためには、愛子さまが結婚するか否かにかかわらず、皇室に残っていただく制度作りが急務なのです」(前出・皇室記者) 政府は及び腰だ。安定的な皇位継承策を巡っては、政府の有識者会議の最終報告書を、岸田文雄首相が2022年1月に国会に提出してから進展はない。2月26日の自民党大会でも、岸田首相は「先送りの許されない課題であり、国会における検討を進めてまいります」と述べるにとどめた。 しかし、もしも愛子さまが賀陽家の次男と結婚されるとなれば、別の選択肢が見えてくる。前出の最終報告書には、皇族数を確保するための方策として、皇統に属する男系男子が養子縁組などで皇籍復帰する案も盛り込まれた。「皇籍復帰の対象には、旧皇族が想定されているそうです。賀陽家のご子息は『男系男子』にあたります。『男系女子』の愛子さまと結婚して、その間に男子が生まれれば、その子供は『男系男子』となります。その場合、愛子さまに関しては、結婚時に皇籍離脱をされ、男子を産まれたら“将来の天皇の母”“旧皇族の妻”として皇室に戻られるという方策もあるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者) 愛子さまが皇室におられることは、同世代の悠仁さまにとっても心強いことだろう。宮内庁関係者や皇室関係者らにとっても、愛子さまが男系男子の母になることは願ってもないことだという。「皇室において何よりも大切なのは、男系の血を絶やさないことです。悠仁さまの次の世代の皇位継承者を考えたときに、悠仁さまのご子息だけでなく、愛子さまのご子息もいらっしゃれば、皇室存続の可能性が広がります。強要などもってのほかですが、現状から皇室の未来を考えると、これ以上ありがたいことはない」(前出・皇室関係者) 愛子さまは前出の成年会見で両陛下へお伝えしたい思いについて問われ、「これからも長く一緒に時間を過ごせますように」と述べられた。ご両親への揺るぎないお気持ちがあることは想像に難くない。「愛子さまのお相手を旧皇族に限定する“政略結婚”のようなことがあってはなりません。結婚で重要なのは当人同士のお気持ちだからです。ただ、愛子さまが将来を見据え、旧皇族のイケメンをお選びになることは充分にありえるのではないでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト) 愛子さまはどのような“春”を過ごされるだろうか。※女性セブン2023年3月16日号
「4月からは原則として登校という大学の方針に依拠しているようです。愛子さまはコロナ禍において、徹底したおこもり生活を送られてきましたから、ご友人と直接顔を合わせる喜びはひとしおでしょう。キャンパスライフを楽しまれるなかで、新しいさまざまな出会いもあるでしょうね」
秋篠宮家長女の眞子さんと小室圭さんは大学で出会い、結婚を果たした。秋篠宮ご夫妻も出会いは大学構内の書店だった。愛子さまにも同じことは起こり得る。ところが、皇室関係者はその心配はないと声を潜める。
「この数年で、愛子さまの最有力のお相手候補が浮上したのです。愛子さまは外出を控えられているときも、彼とは御所でお会いする機会があったそうですよ」
2021年3月、成年会見の際、結婚における理想の時期やパートナー像について問われた愛子さまは、「一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております」と答えられた。当時は「結婚は私にとってはまだ先のことのように感じられ、いままで意識したことはございません」とも話されていた愛子さま。それでも周囲は期待を込めて彼との“今後”を見守っている。宮内庁関係者は言う。
「愛子さまがこの数年ご縁を育まれているのは、旧皇族で、旧賀陽宮家の次男であると聞いています。愛子さまよりも4才年上のイケメンです」(宮内庁関係者)
旧皇族とは、戦後に皇籍離脱をし、民間人として生活することになった11宮家51人の皇族と、その子孫を指し、旧賀陽宮家も該当する。現在、賀陽家は、当時の当主・恒憲王の三男・章憲氏の長男である正憲氏が継いでいる。
賀陽正憲氏は陛下と同い年で、その縁は深く、学習院幼稚園から大学時代までを共に過ごしたご学友だ。黒田清子さん(紀宮さま)のお相手候補として名前が挙がったこともある。特筆すべきは、皇太子時代の陛下と結婚前の雅子さまと、食事を共にしていることだ。かつて、以下のようにインタビューで語っている。
《侍従を通じて殿下から食事の誘いを受け、東宮御所(東京・元赤坂)に出掛け、初めて雅子さんと対面。その場で「殿下のお好きなタイプだ」と直感したという》(「毎日新聞」1993年1月7日付)
別の宮内庁関係者の話。
「陛下、雅子さま、正憲氏はお酒を飲みながら、学生時代のことや趣味のことについて語り合ったそうです。この食事会で陛下は雅子さまと仲を深められたようで、正憲氏は実質的な “恋のキューピッド”でもあったのでしょう」
正憲氏はメーカーや大手信託銀行への勤務を経て、宮内庁に転職。儀式、雅楽・洋楽、鴨場接待などを担当する式部職を務め、その後、外務省に出向した。彼には2人の息子がいる。長男は、愛子さまの6才上で、幼稚園から高校まで学習院で学び、早稲田大学政経学部に進学した。
「高校時代は古武道部で武道に打ち込んでいました。大学時代の卒論テーマには関ケ原の合戦を選んでいましたよ。彼は大学卒業後、神戸製鋼に就職したそうです」(前出・皇室関係者)
次男は、愛子さまより4才上で、兄と同じく幼稚園から高校まで学習院で学んだ。
「高校時代はアーチェリー部に所属していました。学習院高等科は強豪で、彼の在籍中には関東大会、全国大会にも出場していますから、さぞハードな高校生活だったのではないでしょうか。進学先は、お兄さまと同じ早稲田大学ですが、理工学部だと聞いています。お父さまに似て長身で、端正な顔立ちをしていますよ。涼しげな目元が印象的です」(前出・皇室関係者)
天皇ご一家と賀陽家は、陛下と雅子さまの結婚後も家族ぐるみのおつきあいを重ねてきた。
「コロナ禍以前は、新年一般参賀の終了後、東宮御所に陛下のご学友を招かれていたようですよ。陛下も雅子さまも、正憲氏をはじめ賀陽家のことはよくご存じですから、愛子さまのお相手として、安心でしょう」(前出・別の宮内庁関係者)
実は賀陽家には、第二次安倍政権下に、水面下で「旧皇族の男系男子の皇族復帰」や「愛子さまのお相手」に関する極秘のヒアリングがなされていたという情報もある。
「当時、官邸内の皇室制度検討チームは、愛子さまのお相手となりうる年齢の男系男子がいる旧宮家関係者らからヒアリングを行っていました。もちろん、結婚には当人同士の意思が重要なのは当然ですが、賀陽家側にも、愛子さまとの“将来”について意見が求められたはずですよ」(政府関係者)
現状の皇室典範は、皇位継承資格を「皇統に属する男系の男子」と定めており、女性皇族である愛子さまは結婚されたら皇室から出られることになる。
「愛子さまが結婚されるとなると、“将来の天皇”の悠仁さま世代は1人しか残りません。皇室の活動を維持させるためには、愛子さまが結婚するか否かにかかわらず、皇室に残っていただく制度作りが急務なのです」(前出・皇室記者)
政府は及び腰だ。安定的な皇位継承策を巡っては、政府の有識者会議の最終報告書を、岸田文雄首相が2022年1月に国会に提出してから進展はない。2月26日の自民党大会でも、岸田首相は「先送りの許されない課題であり、国会における検討を進めてまいります」と述べるにとどめた。
しかし、もしも愛子さまが賀陽家の次男と結婚されるとなれば、別の選択肢が見えてくる。前出の最終報告書には、皇族数を確保するための方策として、皇統に属する男系男子が養子縁組などで皇籍復帰する案も盛り込まれた。
「皇籍復帰の対象には、旧皇族が想定されているそうです。賀陽家のご子息は『男系男子』にあたります。『男系女子』の愛子さまと結婚して、その間に男子が生まれれば、その子供は『男系男子』となります。その場合、愛子さまに関しては、結婚時に皇籍離脱をされ、男子を産まれたら“将来の天皇の母”“旧皇族の妻”として皇室に戻られるという方策もあるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
愛子さまが皇室におられることは、同世代の悠仁さまにとっても心強いことだろう。宮内庁関係者や皇室関係者らにとっても、愛子さまが男系男子の母になることは願ってもないことだという。
「皇室において何よりも大切なのは、男系の血を絶やさないことです。悠仁さまの次の世代の皇位継承者を考えたときに、悠仁さまのご子息だけでなく、愛子さまのご子息もいらっしゃれば、皇室存続の可能性が広がります。強要などもってのほかですが、現状から皇室の未来を考えると、これ以上ありがたいことはない」(前出・皇室関係者)
愛子さまは前出の成年会見で両陛下へお伝えしたい思いについて問われ、「これからも長く一緒に時間を過ごせますように」と述べられた。ご両親への揺るぎないお気持ちがあることは想像に難くない。
「愛子さまのお相手を旧皇族に限定する“政略結婚”のようなことがあってはなりません。結婚で重要なのは当人同士のお気持ちだからです。ただ、愛子さまが将来を見据え、旧皇族のイケメンをお選びになることは充分にありえるのではないでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)
愛子さまはどのような“春”を過ごされるだろうか。
※女性セブン2023年3月16日号