回転寿司チェーンのくら寿司が2日、都内にて報道説明会を行い、回転レーンでの迷惑行為を防ぐ新AIカメラシステムを本格稼働すると発表した。
【写真】どんなシステム?迷惑行為を防ぐ新AIカメラ 同社は、現在回転寿司を含む飲食店において悪質な迷惑行為が相次いでいることを受け、セルフサービス形式の飲食店の利用に対して不安を感じるユーザーが増えており、外食産業全体の危機にもつながっているとし、新システムの導入へと踏み切った。 これまで同社は、「店舗遠隔支援システム」「抗菌寿司カバー」「スマートくら寿司(非接触型サービス)」など、安心安全への取り組みを先駆的に進めてきた。しかし、今年1月より、客が一度取った商品をレーンに戻すといった迷惑行為の動画がネット上で拡散され、警察に相談していた。

再発防止策として導入される新システムは、2021年から寿司皿のカウントを行うために店舗に設置しているAIカメラのソフトを改修し、寿司皿のカバーの不審な開閉を即座に検知するというもの。カバーが2度開閉するなど、不自然な動きも把握できるようになる。 システムの管理本部は迷惑行為の可能性があると判断すると、店舗管理用の録画動画を確認し、店舗に連絡。店舗では必要に応じて、従業員が客への声がけや警察への通報といった対応を即座に取るという。 同社の取締役広報マーケティング本部長・岡本浩之氏は、迷惑行為に対するユーザーからの不安の声を深刻に受け止めているとし、業界初となる本システムを活用して「回転寿司はレーンに流すことが醍醐味。回転レーンを活用した提供システムを守りたい」と語った。 また、ユーザーからは励ましの声も多く寄せられているとし、「お客様に安心してご来店いただけるように、約1ヶ月というスピードでシステムの導入を実現した。今後もバージョンアップを目指して開発を進めております」と力を込めた。
同社は、現在回転寿司を含む飲食店において悪質な迷惑行為が相次いでいることを受け、セルフサービス形式の飲食店の利用に対して不安を感じるユーザーが増えており、外食産業全体の危機にもつながっているとし、新システムの導入へと踏み切った。
これまで同社は、「店舗遠隔支援システム」「抗菌寿司カバー」「スマートくら寿司(非接触型サービス)」など、安心安全への取り組みを先駆的に進めてきた。しかし、今年1月より、客が一度取った商品をレーンに戻すといった迷惑行為の動画がネット上で拡散され、警察に相談していた。
再発防止策として導入される新システムは、2021年から寿司皿のカウントを行うために店舗に設置しているAIカメラのソフトを改修し、寿司皿のカバーの不審な開閉を即座に検知するというもの。カバーが2度開閉するなど、不自然な動きも把握できるようになる。
システムの管理本部は迷惑行為の可能性があると判断すると、店舗管理用の録画動画を確認し、店舗に連絡。店舗では必要に応じて、従業員が客への声がけや警察への通報といった対応を即座に取るという。
同社の取締役広報マーケティング本部長・岡本浩之氏は、迷惑行為に対するユーザーからの不安の声を深刻に受け止めているとし、業界初となる本システムを活用して「回転寿司はレーンに流すことが醍醐味。回転レーンを活用した提供システムを守りたい」と語った。