防衛省は、海上自衛隊のパイロットの採用試験で、一旦「合格」と通知した2人の受験者について合格を取り消していたことを明らかにしました。
防衛省によりますと、海上自衛隊のパイロットなどを養成する航空学生の採用試験で、今年1月に「合格」の通知を出した90人のうち10代の男性受験者2人について、本来は不合格だったことが後で発覚しました。
合格者名簿を作る担当者によるデータ入力のミスや、複数人での確認を怠ったことが原因だということです。
男性受験者2人は共に入隊の意思が「あった」ということですが、海上自衛隊は2人の合格を取り消しました。
海上自衛隊のトップ・酒井海幕長は「合格を取り消すことになった受験生のお二人には多大なご迷惑をおかけすることになり、深くお詫び申し上げる」と謝罪しています。