愛知県愛西市で7日未明、民家が全焼し、母娘とみられる2人の遺体が見つかった事件で、現住建造物等放火容疑で逮捕された無職の小塚勝也容疑者(64)が「妻を刃物で刺殺した」と供述していることが8日、捜査関係者への取材で判明した。県警は、娘と事実婚の関係にある小塚容疑者が妻を殺害した後、自宅に火を付けたとみて詳しい経緯を調べている。
自身がデザインしたフェラーリで88キロ速度超過 火災は7日午前2時前、愛西市町方町の無職、植手純子さん(83)方で発生。木造2階建て住宅を全焼し、焼け跡から植手さんと50代の娘とみられる2人の遺体が見つかった。

県警が2人の遺体を司法解剖した結果、うち1人は胸に刺し傷があった。死因は不明だが、1人は死後1~3日、もう1人は2~7日程度経過しているとみられ、火災の前に死亡していた可能性があるという。 捜査関係者によると、小塚容疑者は「妻を刃物で殺害した後、家に火を付けた」と供述しているという。現場から凶器は見つかっていない。植手さん、娘、小塚容疑者の3人で暮らしていたが、「自分も妻も働いておらず、(植手さんの)年金で生計を立てていた」などと説明している。 県警は8日、小塚容疑者を送検した。 近くに住む50代男性は「半年くらい前から(植手さん方から)『ちゃんとやれ』などと大きな声が聞こえてきた」と話した。 この火災では、火が燃え移った東隣の住宅も全焼したが、住人は避難して無事だった。【森田采花、熊谷佐和子】
火災は7日午前2時前、愛西市町方町の無職、植手純子さん(83)方で発生。木造2階建て住宅を全焼し、焼け跡から植手さんと50代の娘とみられる2人の遺体が見つかった。
県警が2人の遺体を司法解剖した結果、うち1人は胸に刺し傷があった。死因は不明だが、1人は死後1~3日、もう1人は2~7日程度経過しているとみられ、火災の前に死亡していた可能性があるという。
捜査関係者によると、小塚容疑者は「妻を刃物で殺害した後、家に火を付けた」と供述しているという。現場から凶器は見つかっていない。植手さん、娘、小塚容疑者の3人で暮らしていたが、「自分も妻も働いておらず、(植手さんの)年金で生計を立てていた」などと説明している。
県警は8日、小塚容疑者を送検した。
近くに住む50代男性は「半年くらい前から(植手さん方から)『ちゃんとやれ』などと大きな声が聞こえてきた」と話した。
この火災では、火が燃え移った東隣の住宅も全焼したが、住人は避難して無事だった。【森田采花、熊谷佐和子】