7日朝、成田空港から福岡空港に向かっていた航空機に爆発物が仕掛けられたという情報があり、中部国際空港に緊急着陸しました。現在も滑走路が閉鎖されています。

中部国際空港の国内線の出発ロビーは、滑走路が閉鎖された影響で便の変更手続きをする人などで長い列ができています。

愛知県警によりますと、7日午前6時20分ごろ、成田空港発ー福岡空港行きのジェットスター501便に爆発物をしかけた旨の電話が成田空港に入り、午前7時半すぎ、急遽一番近い中部国際空港に着陸することになりました。

電話は海外から外国語であったとみられます。

飛行機には乗客・乗員合わせて142人が乗っていたとみられますが、全員が緊急脱出用のスライダーを使って避難しました。この際、複数人がすり傷程度のケガをしたということです。

警察や消防が機内を調べましたが、爆発物は確認されず、現在乗客の荷物を調べているということです。

この影響で欠航便も相次ぎました。

空港にいた女性:
「ちょうど飛行機に乗っていて滑走路まで行って飛ぶ直前で止まった。滑走路が閉鎖になったと言われて待っていたら、結局欠航になっちゃいました」

空港では滑走路は正午ごろに再開予定とアナウンスされていますが、現在午後の便も遅延や欠航が発生する見込みです。