中部空港に緊急着陸したジェットスターの航空機から脱出した乗客=7日午前7時52分(乗客提供、画像の一部をモザイク加工しています)
「爆発物を仕掛けた」と予告があったジェットスター・ジャパン機に乗っていた客らは7日午後、中部空港(愛知県常滑市)から次々に解放され、疲労困憊した様子で鉄道やバスに乗り込んだ。「落ち着いて脱出できた」という声が多く、大きな混乱はなかったとみられる。
福岡へ帰省する計画だった神奈川県座間市の女性(28)によると、飛行中に「目的地を変更する」と機内アナウンスがあった。着陸後に「爆発物」と機長から説明され、キャビンアテンダントの指示で脱出シューターを滑り降りた。滑走路の隅で待機中、実家に「何時に着くか分からない」と電話し、祖母に「大変だったね」とねぎらわれた。