G7の5か国を訪問中の岸田総理は先ほど、最後の訪問国アメリカ・ワシントンに到着しました。総理就任後初めての訪問で、日本時間のあす未明には、バイデン大統領との会談にのぞみます。
会談で岸田総理は昨年末に改定した国家安全保障戦略などを踏まえ、▼敵の発射基地などを叩く「反撃能力」の保有や、▼防衛費の大幅増額など日本の防衛力強化の方針を説明し、支持を得たい考えです。
その上で、東シナ海などへの海洋進出の動きを強める中国に対抗し、「自由で開かれたインド太平洋」実現のため、日米同盟の抑止力や対処力のさらなる強化を確認し、内外に発信する方針です。
また、中国が宇宙開発を加速させる中、日米の宇宙協力に関する包括的な協定を締結する見通しです。
到着後、岸田総理はアメリカの戦没者が埋葬されているアーリントン国立墓地を訪れる予定です。