年式の古い国産のスポーツカーばかりを10台以上盗んだとみられるグループが逮捕された。
自称・自動車整備業の山口健司容疑者(50)らは、去年10月7日午後1時ごろ、さいたま市の駐車場から、スポーツタイプの日産「シルビア」=150万円相当を盗んだ疑いが持たれている。容疑は窃盗。
また、山口容疑者らは、去年3月27日午後9時ごろ、久喜市の駐車場から、日産「セフィーロ」=200万相当を盗んだとされている。このセフィーロは、捜査の過程で、関係先から発見されている。
調べによると、山口容疑者らは、針金のような工具で車のドアを開け、ドライバーを使ってエンジンをかけていたとみられている。別の車で現場に現れ、盗んだ車に乗って、そのまま立ち去っていたという。
山口容疑者らのグループは、実行犯の他に、見張り役や運搬役など、役割分担をして犯行に及んでいたとされる。
埼玉県内では、去年3月以降、年式の古い国産のスポーツカーが盗まれる被害が10数件相次いでいた。埼玉県警は、いずれも山口容疑者らのグループの犯行とみて追及している。