熊本市にある乳児院で、女性職員が子どもたちに対し「うるさいね」や「おデブだね」などの不適切な発言をしていたことがわかりました。市はこれらの発言を心理的虐待と認定しました。 ◇7日午後に熊本市で行われた会見で明らかになったのは、子どもを育てるはずの施設で起きた“虐待行為”です。熊本乳児院 傘正治副院長「3名の職員が虐待、もしくは不適切な対応を行ったものと。心理的な虐待というふうに認定されたと」

熊本市にある「熊本乳児院」は、両親の病気や虐待など、家庭環境に問題がある子どもを預かる施設で、現在は0歳から3歳までの22人の子どもがいるといいます。今回、市が「心理的虐待」と認定したのは40代の女性職員の“発言”でした。熊本乳児院 傘正治副院長「『うるさいね』、『いい加減にしなさいよ』、『顔面偏差値低いよね』、『おデブだね』といった言葉が発せられていると」子どもに対し、「うるさい」などの注意や、容姿をバカにするような“暴言”があったといいます。さらに、別の職員も“不適切な対応”を行ったといいます。熊本乳児院 傘正治副院長「食事介助の時ですね、いやいやという子どもに対して『いやなら食べんでいい』という言葉、それから、大きい声でしかる」こうした発言が“不適切な対応”とされたということです。発覚のきっかけは2021年11月に市へ寄せられた情報提供でした。当時の職員全員から市が聞き取ったところ、虐待行為が明らかになりました。発言は2019年度から21年度の間に確認されたといいます。熊本乳児院 傘正治副院長「子どもは不安を覚える。おそらく、そういう視点で心理的な虐待と認定されたのだと」発言をした職員については…熊本乳児院 傘正治副院長「その職員は元々、口がいいか悪いかでいうと、決して日常的にいい職員ではなかった。本人は普通の家庭感覚です」市は今年3月、施設に対して再発防止を求める改善勧告を出しました。“発言”をした職員は今年の3月末までに辞職したということです。
熊本市にある乳児院で、女性職員が子どもたちに対し「うるさいね」や「おデブだね」などの不適切な発言をしていたことがわかりました。市はこれらの発言を心理的虐待と認定しました。

7日午後に熊本市で行われた会見で明らかになったのは、子どもを育てるはずの施設で起きた“虐待行為”です。
熊本乳児院 傘正治副院長「3名の職員が虐待、もしくは不適切な対応を行ったものと。心理的な虐待というふうに認定されたと」
熊本市にある「熊本乳児院」は、両親の病気や虐待など、家庭環境に問題がある子どもを預かる施設で、現在は0歳から3歳までの22人の子どもがいるといいます。
今回、市が「心理的虐待」と認定したのは40代の女性職員の“発言”でした。
熊本乳児院 傘正治副院長「『うるさいね』、『いい加減にしなさいよ』、『顔面偏差値低いよね』、『おデブだね』といった言葉が発せられていると」
子どもに対し、「うるさい」などの注意や、容姿をバカにするような“暴言”があったといいます。
さらに、別の職員も“不適切な対応”を行ったといいます。
熊本乳児院 傘正治副院長「食事介助の時ですね、いやいやという子どもに対して『いやなら食べんでいい』という言葉、それから、大きい声でしかる」
こうした発言が“不適切な対応”とされたということです。
発覚のきっかけは2021年11月に市へ寄せられた情報提供でした。当時の職員全員から市が聞き取ったところ、虐待行為が明らかになりました。発言は2019年度から21年度の間に確認されたといいます。
熊本乳児院 傘正治副院長「子どもは不安を覚える。おそらく、そういう視点で心理的な虐待と認定されたのだと」
発言をした職員については…
熊本乳児院 傘正治副院長「その職員は元々、口がいいか悪いかでいうと、決して日常的にいい職員ではなかった。本人は普通の家庭感覚です」