人影もまばらな土曜の夕方、学習院大学の目白キャンパス(東京・豊島区)に、愛子さまのお姿があった。12月3日、6年前に100才で亡くなられた三笠宮さまの生涯を紹介する展示会へ、天皇陛下とともにお忍びで足を運ばれたのだ。翌4日には五島美術館(東京・世田谷区)を私的に訪問。平安時代末期の歌人・西行の特別展を、またも父娘でご覧になった。愛子さまは、沿道に居合わせた人々に気づくと窓を開け、笑顔で手を振られていた。
【写真】腕まくりして御給桑される愛子さま。両陛下も。他、手で馬にエサをあげる愛子さま、ティアラ姿、佳子さまとの2ショット、雅子さまと手繋ぎされる姿も このところ愛子さまのお出ましが増えている。「11月以降、雅楽鑑賞、東京国立博物館訪問、そして2回のお忍び外出と続いています。両陛下の地方公務の活発化に合わせて、あくまでも学業を優先しながら、お出ましを増やされるのではないでしょうか」(宮内庁関係者) 徐々に「おこもり」を解かれる愛子さまの“新たな輝き”に注目が集まっている。 12月1日、愛子さまは21才の誕生日を迎えられた。宮内庁が公開した映像で一際目を引いたのが、胸元で輝くシルバーのハートのペンダントだった。愛子さまが皇居内で飼育されている馬と触れ合われるたび、キラリと光っていた。ハートの中心には愛子さまのイニシャルである「A」をあしらったような清楚な刻印があり、愛子さまの落ち着いた雰囲気とマッチしていた。 前述した雅楽鑑賞などの際は、パールのイヤリングやネックレスをされていた愛子さま。対照的に、少しカジュアルにも映るハートのペンダントはご自身で選ばれたものなのか、それとも、特別な誰かからの特別な意味のある贈り物なのか。意味深長なアクセサリーの贈り主は一体──憶測が飛び交う前に、“秘密のお相手”は明らかになった。「宮内庁は、中学・高校時代のご学友から以前にプレゼントされたものだと説明しました。愛子さまは学習院女子中・高に通われていたので、仲のよい女性のご友人から贈られたものでしょう」(皇室記者) 胸元の光は級友との絆だったのだ。「愛子さまは中学生の頃、ご学友と品川プリンスホテル内の施設でカラオケやボウリングを楽しまれたこともありました。高校の卒業式では、正門前で仲よしグループと思われる女子生徒たちと楽しげに記念写真を撮られ、『また来てね、うちに!』と親しく言葉を交わされる姿も。そういったご友人から贈られたものを、いまも大切にされているのでしょう」(前出・皇室記者) 愛子さまは大学入学以来、コロナ禍の影響で授業はオンラインで受け、ほとんど外出せずに過ごしてこられた。「大学時代はご自身の興味にしたがって大いに学ばれ、また生涯のかけがえのないご友人との出会いが期待されます。その時間を孤独に過ごされることを案じる声も上がっていました」(前出・皇室記者) ハートのペンダントはそんな心配を払拭するものだった。「ペンダントをつけられ、そしてわざわざご友人から贈られたものだと明かされたのはコロナ禍で通学は叶わなくとも、“高校時代のご友人との交流は変わらず続いている”ことを国民に伝えたかったからだと推察できます」(前出・宮内庁関係者) メッセージは、贈り主へも届いたに違いない。「愛子さまは、身につけて写真に収まることで“大切にしているよ”と伝えたかったのではないでしょうか」(放送作家のつげのり子氏) 心温まるエピソードをあえて明かされたのは、イニシャル入りのハートのペンダントが世間の関心を呼ぶことを見越してのことでもあった。「女性皇族は、服やバッグ、アクセサリーのブランドはできるだけわからないようにするのが基本です。特に愛子さまは幼い頃から、着用ブランドに関して宮内庁に問い合わせが寄せられることも多かった。“ご友人から”という由来を明かすのは、価格やブランドが必要以上に注目を集めるのを防ぐ効果もあります」(前出・宮内庁関係者) 愛子さまのチョイスは、全方位に気配りをしたバランス感覚の賜物だったのだ。※女性セブン2023年1月1日号
このところ愛子さまのお出ましが増えている。
「11月以降、雅楽鑑賞、東京国立博物館訪問、そして2回のお忍び外出と続いています。両陛下の地方公務の活発化に合わせて、あくまでも学業を優先しながら、お出ましを増やされるのではないでしょうか」(宮内庁関係者)
徐々に「おこもり」を解かれる愛子さまの“新たな輝き”に注目が集まっている。
12月1日、愛子さまは21才の誕生日を迎えられた。宮内庁が公開した映像で一際目を引いたのが、胸元で輝くシルバーのハートのペンダントだった。愛子さまが皇居内で飼育されている馬と触れ合われるたび、キラリと光っていた。ハートの中心には愛子さまのイニシャルである「A」をあしらったような清楚な刻印があり、愛子さまの落ち着いた雰囲気とマッチしていた。
前述した雅楽鑑賞などの際は、パールのイヤリングやネックレスをされていた愛子さま。対照的に、少しカジュアルにも映るハートのペンダントはご自身で選ばれたものなのか、それとも、特別な誰かからの特別な意味のある贈り物なのか。意味深長なアクセサリーの贈り主は一体──憶測が飛び交う前に、“秘密のお相手”は明らかになった。
「宮内庁は、中学・高校時代のご学友から以前にプレゼントされたものだと説明しました。愛子さまは学習院女子中・高に通われていたので、仲のよい女性のご友人から贈られたものでしょう」(皇室記者)
胸元の光は級友との絆だったのだ。
「愛子さまは中学生の頃、ご学友と品川プリンスホテル内の施設でカラオケやボウリングを楽しまれたこともありました。高校の卒業式では、正門前で仲よしグループと思われる女子生徒たちと楽しげに記念写真を撮られ、『また来てね、うちに!』と親しく言葉を交わされる姿も。そういったご友人から贈られたものを、いまも大切にされているのでしょう」(前出・皇室記者)
愛子さまは大学入学以来、コロナ禍の影響で授業はオンラインで受け、ほとんど外出せずに過ごしてこられた。
「大学時代はご自身の興味にしたがって大いに学ばれ、また生涯のかけがえのないご友人との出会いが期待されます。その時間を孤独に過ごされることを案じる声も上がっていました」(前出・皇室記者)
ハートのペンダントはそんな心配を払拭するものだった。
「ペンダントをつけられ、そしてわざわざご友人から贈られたものだと明かされたのはコロナ禍で通学は叶わなくとも、“高校時代のご友人との交流は変わらず続いている”ことを国民に伝えたかったからだと推察できます」(前出・宮内庁関係者)
メッセージは、贈り主へも届いたに違いない。
「愛子さまは、身につけて写真に収まることで“大切にしているよ”と伝えたかったのではないでしょうか」(放送作家のつげのり子氏)
心温まるエピソードをあえて明かされたのは、イニシャル入りのハートのペンダントが世間の関心を呼ぶことを見越してのことでもあった。
「女性皇族は、服やバッグ、アクセサリーのブランドはできるだけわからないようにするのが基本です。特に愛子さまは幼い頃から、着用ブランドに関して宮内庁に問い合わせが寄せられることも多かった。“ご友人から”という由来を明かすのは、価格やブランドが必要以上に注目を集めるのを防ぐ効果もあります」(前出・宮内庁関係者)
愛子さまのチョイスは、全方位に気配りをしたバランス感覚の賜物だったのだ。
※女性セブン2023年1月1日号