群馬県前橋市で父親の遺体をおよそ1年間にわたって自宅に放置したとして、57歳の息子が逮捕されました。遺体は、こたつで白骨化した状態で見つかりました。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは前橋市堀越町の無職・関口泰宏容疑者(57)です。
警察によりますと関口容疑者は今年4月までのおよそ1年間にわたり、父親の暹さん(当時93)の遺体を自宅に放置した疑いが持たれています。
地域包括支援センターの職員が暹さんを訪問したところ、居間のこたつで白骨化している遺体を見つけ、事件が発覚しました。
司法解剖の結果、暹さんは死後1年以上が経過していて、死因は分かっていないということです。
警察の取り調べに対し、関口容疑者は「人と関わりたくなくて通報しなかった」「なるべく遺体を見ないようにしていた」と供述しているということです。