人をかんだことがあるペットの大型犬を誤って逃がし、男性にけがを負わせたとして埼玉県警上尾署は10日、指定暴力団住吉会系組員で上尾市、職業不詳の男(68)を重過失傷害容疑で再逮捕した。
発表によると、男は7月30日、自宅敷地内で飼っていたオスのジャーマンシェパード(体長約115センチ)を誤って逃がしたため、犬が付近を散歩中の40歳代男性をかんで左足や右手の甲に1週間のけがを負わせた疑い。
犬はこれまでにも男宅を訪れた人や通行人にかみついてけがを負わせたことが4回あり、男は同署と保健所から注意や指導を受けていた。男は今回の捜査の過程で無免許で車を運転していたことが判明。11月30日に道路交通法違反(無免許運転)容疑で同署に逮捕されていた。