三重県南伊勢町の町立病院に勤務していた元職員の男が、現金1億円以上を着服していたとして再逮捕されました。

再逮捕されたのは、町立南伊勢病院の元職員・廣出翔容疑者(38)です。

警察によりますと、廣出容疑者は病院で会計担当をしていた今年6月までの4年間に、金融機関に入金すべき売上金の一部を抜き取り、現金およそ1億1200万円を着服した疑いが持たれています。

廣出容疑者は調べに対して「アイドルとのツーショット写真の撮影代金などに使った」などと容疑を認めています。

廣出容疑者はこれまでに現金4300万円余りを横領したとして2度逮捕・起訴されていますが、町は上下水道課でも1250万円ほどを着服したとする調査結果を公表していて、警察が余罪を調べています。