千葉県は11日、市原市在住の男性(81)が、マダニを介して感染する「日本紅斑熱(こうはんねつ)」で死亡したと発表した。
県内の死亡例は、記録が残る2006年以降、2人目。
県疾病対策課によると、男性は9月17日に40度の熱が出て入院した。男性の体にダニに刺された痕があり、日本紅斑熱の検査をしたが、同23日に死亡した。今月4日に日本紅斑熱と診断された。
日本紅斑熱は、山などで病原体を持ったマダニから感染し、人から人への感染はない。発熱や発疹といった症状を引き起こす。県は、野山や畑などでは、長袖や長ズボンを着用するよう呼びかけている。