教諭から嫌がらせやセクハラ行為をされて精神的苦痛を受け、不登校になったなどとして、埼玉県桶川市の市立中学校に通っていた元男子生徒と家族が市と教諭に、慰謝料など約4400万円の損害賠償を求め、さいたま地裁に提訴した。提訴は8月10日付。
特集「こころの悩みSOS」 訴状によると、元生徒は2019年4月の入学以降、国語担当の男性教諭から授業中に体を触られたり、執拗(しつよう)に「好きな子いるの」と聞かれたりするなど、繰り返しセクハラや嫌がらせ行為をされた結果、ストレスで19年9月ごろから吃音(きつおん)の症状が出るようになったという。

授業でうまく音読ができなかった元生徒に対し、教諭は言葉を発するために体を揺らす様子を面白がり、クラスメートの前で、元生徒のものまねをして嘲笑するなどの行為に及んだ。他の生徒からも吃音をばかにするような発言を受けるようになったといい、20年12月ごろから学校に通えなくなった。心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、精神的不調が続いているという。 提訴について、市学務課の担当者は「係争中のため、コメントすることができない」としている。【成澤隼人】
訴状によると、元生徒は2019年4月の入学以降、国語担当の男性教諭から授業中に体を触られたり、執拗(しつよう)に「好きな子いるの」と聞かれたりするなど、繰り返しセクハラや嫌がらせ行為をされた結果、ストレスで19年9月ごろから吃音(きつおん)の症状が出るようになったという。
授業でうまく音読ができなかった元生徒に対し、教諭は言葉を発するために体を揺らす様子を面白がり、クラスメートの前で、元生徒のものまねをして嘲笑するなどの行為に及んだ。他の生徒からも吃音をばかにするような発言を受けるようになったといい、20年12月ごろから学校に通えなくなった。心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、精神的不調が続いているという。
提訴について、市学務課の担当者は「係争中のため、コメントすることができない」としている。【成澤隼人】