「ひと月ほど前から店が閉まってたから、どないしたんやろって思うとったんやけど。気さくなええ人やったのに、なんで……」
【写真あり】一升瓶を持ってニンマリ笑う榎本容疑者。女性客に言葉巧みに酒を飲ませて… と近隣住民は首をかしげた。 9月7日、大阪市浪速区にある日本料理店『榎本』の店主・榎本正哉容疑者(46)が準強制性交などの疑いで大阪府警に逮捕、大阪地方検察庁に起訴されていたことが捜査関係者への取材でわかった。ミシュラン店主が客に睡眠薬飲ませて性的暴行!「榎本容疑者は昨年12月と今年2月の2回にわたって、来店した2人の女性客に、酒に睡眠薬を入れて飲ませ、抵抗できない状態にした上で、性的暴行をしていた。極めて卑劣な手口といわざるを得ません」(全国紙社会部記者)

みずからの姓からとって命名した同店は、2年前にオープン。飲食店を格付けする世界的な美食ガイド『ミシュランガイド』で一つ星を獲得する有名店だった。「榎本さん(容疑者)は大阪で1、2を争うほどの日本料理の名店『本湖月(ほんこげつ)』で20数年も修行を積んで、やっと独立したんやて。彼は名店におる和食の重鎮の一番弟子やったって聞いたで」(冒頭の住民)『榎本』は浪速区の通天閣に近い場所にあるのだが、「ここらへんは庶民の店が多いところ。だから珍しいというか、似合わへん(笑)。『榎本』は超高級料理店やからなぁ」(同・住民) 同店はお任せコース1人2万円で、酒代としてプラス5000円という価格帯で、完全予約制だったという。「オープンしたての頃、老人会の集まりで使おうかと思って訪ねたけども、高すぎて使えんかったわ(笑)。わしら庶民には手が出えへんから、ここらで行ったことのある人は、ほとんどおらへん。中は意外に狭くて、カウンター席が6つぐらいの、こじんまりした店やったな」(別の近隣住民) 近所の評判はかなりよくて、「大将(榎本容疑者)は気さくで、とても礼儀正しい。店の入り口付近にある植物を毎日きちんと手入れしてはるし、何人かいる店員さんもちゃんと教育されとる。お客さんが帰るときには表へ出て、タクシーまでお見送りしとったしね」(同・住民) さらに同店で、この類の犯罪は起きにくいのではとも。「だって、修行しとった名店のときからの常連さんも通ってるやろ。だいたい1日に1組か2組しか客を取らへんし、会社の接待や金持ちの夫婦かカップル。女性客が1人で来るところやないからねぇ。なんでこうなったんやろう」 とみなが首をかしげる。だが、ある食通の女性はこう話す。「ミシュランなどに出ているような有名店に行ってみたいとき、正規の客としてでは値段が高くて行けないので、店のSNSに“行ってみたいです!”とDMを送ってみることもありますね。ノリのいい店主がたまに“お金はいいから、試しに来てみる?”と返信してくれたりするので……」 榎本容疑者の犠牲になったのは、そういった女性客なのかもしれない。飲まされて“記憶がない”客も「榎本さん(容疑者)自身も酒が好きで、接客しながら飲んでいましたね。会話も巧みで、ついつい飲まされて“記憶がない”という客も少なくなかった。終電近くになって帰ろうとする客に“泊まってけ”と声をかけたことも」(飲食店関係者) 容疑者は客によく自身の身の上話もしていて、その中で「離婚していて、小学生になる息子が一人いる。会いたい」 と話していたとも。守る家族がいる身でなぜこのような卑劣な犯行に走ったのか。 いずれにしても、榎本容疑者の犯行の全貌は、近々始まる初公判で明らかにされていくだろう。
と近隣住民は首をかしげた。
9月7日、大阪市浪速区にある日本料理店『榎本』の店主・榎本正哉容疑者(46)が準強制性交などの疑いで大阪府警に逮捕、大阪地方検察庁に起訴されていたことが捜査関係者への取材でわかった。
「榎本容疑者は昨年12月と今年2月の2回にわたって、来店した2人の女性客に、酒に睡眠薬を入れて飲ませ、抵抗できない状態にした上で、性的暴行をしていた。極めて卑劣な手口といわざるを得ません」(全国紙社会部記者)
みずからの姓からとって命名した同店は、2年前にオープン。飲食店を格付けする世界的な美食ガイド『ミシュランガイド』で一つ星を獲得する有名店だった。
「榎本さん(容疑者)は大阪で1、2を争うほどの日本料理の名店『本湖月(ほんこげつ)』で20数年も修行を積んで、やっと独立したんやて。彼は名店におる和食の重鎮の一番弟子やったって聞いたで」(冒頭の住民)
『榎本』は浪速区の通天閣に近い場所にあるのだが、
「ここらへんは庶民の店が多いところ。だから珍しいというか、似合わへん(笑)。『榎本』は超高級料理店やからなぁ」(同・住民)
同店はお任せコース1人2万円で、酒代としてプラス5000円という価格帯で、完全予約制だったという。
「オープンしたての頃、老人会の集まりで使おうかと思って訪ねたけども、高すぎて使えんかったわ(笑)。わしら庶民には手が出えへんから、ここらで行ったことのある人は、ほとんどおらへん。中は意外に狭くて、カウンター席が6つぐらいの、こじんまりした店やったな」(別の近隣住民)
近所の評判はかなりよくて、
「大将(榎本容疑者)は気さくで、とても礼儀正しい。店の入り口付近にある植物を毎日きちんと手入れしてはるし、何人かいる店員さんもちゃんと教育されとる。お客さんが帰るときには表へ出て、タクシーまでお見送りしとったしね」(同・住民)
さらに同店で、この類の犯罪は起きにくいのではとも。
「だって、修行しとった名店のときからの常連さんも通ってるやろ。だいたい1日に1組か2組しか客を取らへんし、会社の接待や金持ちの夫婦かカップル。女性客が1人で来るところやないからねぇ。なんでこうなったんやろう」
とみなが首をかしげる。だが、ある食通の女性はこう話す。
「ミシュランなどに出ているような有名店に行ってみたいとき、正規の客としてでは値段が高くて行けないので、店のSNSに“行ってみたいです!”とDMを送ってみることもありますね。ノリのいい店主がたまに“お金はいいから、試しに来てみる?”と返信してくれたりするので……」
榎本容疑者の犠牲になったのは、そういった女性客なのかもしれない。
「榎本さん(容疑者)自身も酒が好きで、接客しながら飲んでいましたね。会話も巧みで、ついつい飲まされて“記憶がない”という客も少なくなかった。終電近くになって帰ろうとする客に“泊まってけ”と声をかけたことも」(飲食店関係者)
容疑者は客によく自身の身の上話もしていて、その中で
「離婚していて、小学生になる息子が一人いる。会いたい」
と話していたとも。守る家族がいる身でなぜこのような卑劣な犯行に走ったのか。
いずれにしても、榎本容疑者の犯行の全貌は、近々始まる初公判で明らかにされていくだろう。