テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は9日、自民党の茂木敏充幹事長が8日に所属国会議員に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との接点確認を求めた調査結果を公表したことを報じた。
それによると、何らかの接点が確認された議員は379人の国会議員中、179人だった。氏名が公表されたのは121人だった。
スタジオでコメンテーターでタレントの長嶋一茂は今回の調査結果を受け、旧統一教会が霊感商法などで複数の元信者らの被害者が提訴していることなどから関係が判明した議員に対し「この方たちは、自分たちが政治家として支援を受けることに対して節操なく誰でもいいから支援を受けて票を集めたい、と。そういう方たちが179名も自民党にいると見えちゃうんですけど、田崎さんどうですか?」と政治ジャーナリストの田崎史郎氏に質問した。
これに田崎氏は「旧統一教会の問題は30年前は大問題になったんですが、ここ10年ぐらいは報道が途絶えていた。大きな問題にはなってなかったんです。知らないという議員がいても、若い人たちはそういうことなのかなとします」と答えた。さらに「議員の仕事を考えた時に応援したい人を断るわけにはいかない。それと応援してもらう時に宗教何ですか?って聞けないですよね。そういう難しさがあって事実上、応援を断ることは議員の方にはないということなんです」と解説した。
これに長嶋は「田崎さんのお立場で何となくフォローのイメージで僕は分からなくもないですけど」と苦笑し「やっぱり歳費でまかなっている議員の人たちが被害者がたくさんいる教団の方たち。それは知らないで済まされないです。報道がないからといって、知らなかったということにはならないので、そのへんのところを脇が甘すぎるということを僕は言いたいんです」と反論していた。
これに田崎氏は「今回のことで議員も気をつけないといけないのは、ひとつずつの行動がどういうふうに使われているのかチェックしなければいけない」などとコメントしていた。