劇作家の谷賢一氏(40)から性被害を受けたとして、谷氏が主宰する劇団に所属する女優の大内彩加氏(29)が慰謝料など550万円を求めた裁判の第1回口頭弁論が1月16日、東京地裁で開かれた。NEWSポストセブンではこの問題についていち早く取材を進めており、谷氏から大内氏に送られてきたというLINEメッセージや大内氏が受けた性被害の内容も既報にて詳細に伝えている。
【証拠写真】ヤバいやりとりが展開されるLINEのトーク画面 昨年12月20日にオンラインで行われた記者会見で、大内氏は谷氏から日常的に身体を触られたり、ひわいな言葉をかけられていたことを明かした上で、性行為を強要されたことも涙ながらに告発した。都内で公演があった2018年7月26日、谷氏は大内氏の当時の自宅に上がり込み、無理やり性行為に及んだという。谷氏からはその後も下記のようなLINEが送られてきた。

〈パンイチ間違えて送ってもいいんだど〉(2018年8月4日)〈豪雨でずぶ濡れになって下着が全部透けてる写真送れ〉(2018年9月1日) また、大内氏に交際相手がいることを知った際には、谷氏ははっきり胸を触っていたことを認めるようなLINEも送っている。〈大内くん、彼氏できたんだってね……おめちゃんと報告しろよ……勝手におっぱい触ってごめんね……また触っていいときあったら教えて下さい触りたいです……〉〈ならもうおらはおめのおっぱいは触れねえな……。悲しいな……あまりにも悲しいから、次回一回だけエラーみたいな感じで触らせてくれたら嬉しいな。触り納めにするでなあ〉〈大内のおっぱい、好きだったなあ。。。素晴らしかったなあ。。。〉(いずれも2021年3月11日)「人生をかけてでも向き合うべき問題」 大内氏がネット上で被害を告発したことにより、昨年12月16日より上演予定だった谷氏が作・演出を手がけた舞台『家を壊す -他、短編-』は全公演を中止することが決定。12月23日には所属事務所が谷氏とのマネジメント契約を終了したことを発表している。 訴訟に際し、被告である谷氏側は請求棄却を求め争う姿勢を示しているが、この日は第1回口頭弁論期日ということもあり谷氏側は法廷に姿を見せなかった。そのため原告である大内氏による意見陳述も行われなかったが、被告側が出席する第2回期日以降には大内氏本人からの意見陳述も行う予定だという。 大内氏は弁論後に取材に応じ、次のように語った。「谷氏から受けた性被害で、鬱と適応障害の診断を受け、現在でもフラッシュバックに苦しんでいますが、この事件は自分の人生をかけてでも向き合うべき問題だと思っています。 演劇界にはハラスメントが多く、谷氏から被害を受けた方も私だけではありません。演劇界のハラスメントを少しでもなくしたいと私は思っています。加害者も被害者も少しでも出さないように願っています」 第2回口頭弁論は2月下旬~3月上旬に開かれる見込みとなっている。
昨年12月20日にオンラインで行われた記者会見で、大内氏は谷氏から日常的に身体を触られたり、ひわいな言葉をかけられていたことを明かした上で、性行為を強要されたことも涙ながらに告発した。都内で公演があった2018年7月26日、谷氏は大内氏の当時の自宅に上がり込み、無理やり性行為に及んだという。谷氏からはその後も下記のようなLINEが送られてきた。
〈パンイチ間違えて送ってもいいんだど〉(2018年8月4日)
〈豪雨でずぶ濡れになって下着が全部透けてる写真送れ〉(2018年9月1日)
また、大内氏に交際相手がいることを知った際には、谷氏ははっきり胸を触っていたことを認めるようなLINEも送っている。
〈大内くん、彼氏できたんだってね……おめちゃんと報告しろよ……勝手におっぱい触ってごめんね……また触っていいときあったら教えて下さい触りたいです……〉
〈ならもうおらはおめのおっぱいは触れねえな……。悲しいな……あまりにも悲しいから、次回一回だけエラーみたいな感じで触らせてくれたら嬉しいな。触り納めにするでなあ〉
〈大内のおっぱい、好きだったなあ。。。素晴らしかったなあ。。。〉(いずれも2021年3月11日)
大内氏がネット上で被害を告発したことにより、昨年12月16日より上演予定だった谷氏が作・演出を手がけた舞台『家を壊す -他、短編-』は全公演を中止することが決定。12月23日には所属事務所が谷氏とのマネジメント契約を終了したことを発表している。
訴訟に際し、被告である谷氏側は請求棄却を求め争う姿勢を示しているが、この日は第1回口頭弁論期日ということもあり谷氏側は法廷に姿を見せなかった。そのため原告である大内氏による意見陳述も行われなかったが、被告側が出席する第2回期日以降には大内氏本人からの意見陳述も行う予定だという。
大内氏は弁論後に取材に応じ、次のように語った。
「谷氏から受けた性被害で、鬱と適応障害の診断を受け、現在でもフラッシュバックに苦しんでいますが、この事件は自分の人生をかけてでも向き合うべき問題だと思っています。
演劇界にはハラスメントが多く、谷氏から被害を受けた方も私だけではありません。演劇界のハラスメントを少しでもなくしたいと私は思っています。加害者も被害者も少しでも出さないように願っています」
第2回口頭弁論は2月下旬~3月上旬に開かれる見込みとなっている。