一連の強盗事件で、警察庁がSNSの「闇バイト」に絡む同様の強盗や似た手口の窃盗について精査したところ、2021年夏以降、14都府県で五十数件発生し、逮捕された容疑者数も60人を超えていたことがわかった。
各地の警察が「ルフィ」グループの関与について調べている。
警察庁によると、一連の事件は闇バイトに応じた実行役が複数人で民家や店舗に押し入り、住人を縛って金品を奪うなどの手口が共通している。14都府県で30件以上、確認されていたが、改めて各地の警察が調べたところ、さらに多くの事件が発生していた。
14都府県のうち8都県で昨年秋以降に起きた強盗14件では、逮捕者が30人を超えていた。他の事件の逮捕者も合わせると60人以上になるという。
「ルフィ」のほか「キム」や「ミツハシ」などと名乗る指示役が確認されており、警視庁などを中心に組織の解明を進める。