路上の郵便ポストにミルクティーを流し込み郵便物を汚したとして、警視庁が30代の男性を書類送検したことが捜査関係者への取材で分かりました。
郵便法違反の疑いで書類送検されたのは東京・多摩市の無職の男性(38)で、今年5月、東大和市の郵便ポストに投函口からミルクティーを流し込んだうえ、空のペットボトルを押し込み、葉書など18通を汚した疑いがもたれています。
捜査関係者によりますと、郵便局の職員が郵便物の集荷のさいに犯行に気付き、空のペットボトルに付着したDNAから男性の関与が浮上したということです。男性は「ストレスを感じてむしゃくしゃしていた」と容疑を認めているということです。
警視庁が同様の事件を摘発するのはこの13年間で6件目ですが、日本郵便によりますと全国でたばこの吸い殻や液体の調味料などを郵便ポストに投入する事案が、昨年度だけでも数十件相次いでいるということです。
日本郵便 若松博文集配企画室長「郵便ポストの物品へ損傷を与えることは郵便法違反にあたりますし、何よりお客様の大切な郵便物が汚されたり毀損される。そうした行為は絶対にやめていただきたい」
日本郵便は「被害を発見した場合、警察に被害届を出し厳正に対処する」としています。