同居の兄を木の棒で殴打するなどしたとして、富山県警上市署は26日、同県上市町、無職の男(70)を傷害の疑いで逮捕した。
兄(74)は自宅で死亡しているのが確認されており、同署が傷害致死容疑も視野に捜査を進める。
発表によると、男は23日頃、自宅で兄の頭を木製の棒(長さ約1メートル、直径約3センチ)で殴打するなどの暴行を加え、頭頂部に裂傷を負わせた疑い。男は「口論になり頭を木の棒で殴った」と容疑を認めている。
親族の女性が26日午前9時15分頃、男の自宅を訪ねた際に居間で意識のない状態で倒れている兄を発見し、119番した。駆けつけた消防隊員がその場で死亡を確認した。同署は、27日以降に司法解剖を行い、死因を調べる。