1日に東京都が確認した新型コロナウイルスの新たな感染者は1万4451人でした。11日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。
新たに感染が確認されたのは10歳未満から100歳以上の1万4451人です。
先月25日の木曜日から8678人減り、11日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。
直近7日間の感染者数は平均で1万5052人で、前の週と比べて64.6%となっています。
重症者数は先月31日から1人増えて34人でした。
今月1日時点の重症者用の病床使用率は先月31日と変わらず29.0%、全体の病床使用率は1.4ポイント下がって47.4%です。
また、30代から90代の男女30人の死亡が確認されました。
今月1日に行われた都のモニタリング会議では、感染状況と医療提供体制の警戒レベルについて、ともに最も深刻なレベルが維持されました。
専門家は「新規感染者の1週間平均は減少傾向にあるが、いまだ高い水準にあり、感染拡大は継続している」との認識を示しました。
また、夏休みが明けて通学や部活動、学校行事で人との接触機会が増加するため、今後の感染動向を注視する必要があるとしています。
政府は新型コロナのすべての患者の発生届を提出してもらう「全数把握」について、全国一律で見直す方針を明らかにしています。
感染症対策の新たな段階への移行について、小池都知事は「届け出の対象外となる患者に対する治療やフォローアップ体制の構築、療養証明書の取り扱いなど具体的な対応策まで示してほしい」と国に要望しました。